本日の難読漢字クイズは「啓蟄」です。
2つ目の漢字は「塾」や「蟹」に似てますが、よく見ると違います。
さて、あなたは何と読みますか?
「啓蟄」の読み方のヒントは?
1.「啓蟄」をひらがなにすると4文字になります。
2.「啓蟄」は、俳句の世界では春の季語とされています。
3.『啓蟄や日はふりそそぐ矢の如く』高浜虚子「五百五十句」より引用
正解は…
正解は「けいちつ」でした!
「啓蟄」とは、日本の暦「二十四節気(にじゅうしせっき)」の言葉です。
「二十四節気」は春夏秋冬4つの季節を、それぞれ6つに分けたもの。
春の節気は、立春・雨水・啓蟄・次が春分・清明・穀雨の6つに分けられます。
「啓蟄」は3番目、植物や生きものたちが動き出す季節ですね。
毎年3月5日から3月20日頃にあたります。
「啓」は「ひらく」、「蟄」は「虫が地中に閉じこもる」という意味の漢字です。
「虫出しの雷」とは?
「啓蟄」の時期は大気が不安定で雷が発生しやすくなります。
春の雷は全体的に「春雷(しゅんらい)」といいますが、啓蟄の時期に起きる雷だけを指す場合は「虫出しの雷」と呼びます。
冬ごもり(冬眠)していた虫や生きものたちが、雷の音に驚いて目を覚ますので「虫出しの雷」と名付けられたそうです。