今日の難読漢字は、
「沙雨」
「霖」
「霽月」
の3文字です!
どれも天候に関係がある漢字ですが読めますか?
目次
難読漢字第1問は、「沙雨」
皆さん、虹の色は何色あるかご存知ですよね?
そうです、7色です!
ところが、ロシアで虹の色と言えば4色なんですって。
フランス語では「蛾」も「蝶」も「パピヨン」と表します。
他国の言葉と比べると、日本は風情がある言葉を沢山持っていますよね。
とくに自然や四季を表す言葉はたくさんあって、「雨」ひとつとっても「豪雨」だったり「氷雨」だったりさまざまな表現があります。
なんと、日本語には雨にまつわる言葉だけで1200語近くあるんだとか!
そこで今回の問題は「沙雨」です。
何と読むのか、さっそく行きましょう。
「沙雨」の読み方のヒントは・・・?
それでは、ヒントです!
幹事を文字ずつ見ていきましょう。
「沙雨」の「沙」は、音読みで「サ・シャ」、音読みで「すな・みぎわ・まさご・よな(げる)」と読みます。
「沙雨」の「雨」は、音読みで「ウ」、訓読みで「あめ・さめ・あま」と読みます。
それぞれの読み方を1つずつ選んで組み合わせれば、答えは見つかるはずですよ。
「沙雨」の読み方の答えは・・・
正解は、「さう」でした!
「沙雨」は、空から降る雨を表す言葉です。
「沙」には、「細かい砂」「水で洗って寄り分けて悪い物を取る」という意味があります。
「沙雨」は小さな砂粒のように細かい雨を表現する言葉なんですよ。
素敵な響きですね。
難読漢字第2問は、「霖」
「霜(しも)」や「霧(きり)」、「霙(みぞれ)」や「霰(あられ)」・・・
天気に関わる、空から降ってくるものには「雪」のように「雨かんむり」がつきますよね。
雨かんむりがつく漢字は非常に多いですが、「霖」は見慣れない漢字だという人が多いのではないでしょうか・・・?
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「霖」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「霖」は、空から降る雨の一種です。
雨は雨でも、豪雨もあれば小雨もありますよね。
「霖」はどんな雨なのかと言うと・・・
「長く降り続く雨」の事なんですよ!
何と読むのかはずばり、「長く降り続く雨」が関係します。
考えてみてくださいね。
「霖」の読み方の答えは・・・
正解は、「りん・ながあめ」でした!
訓読みでは「ながあめ」と読みます。
長く降り続く雨の事だから「ながあめ」なんです。
音読みの「りん」は、「秋霖(しゅうりん)」、「春霖(しゅんりん)」、「梅霖(ばいりん)」のように使われます。
ちなみに辞書で「霖」という漢字を引くと、「3日以上降り続く雨」と書かれています。
「長く降り続く雨」というのは、具体的には3日以上なんですね!
難読漢字最終問題は、「霽月」
「霽月」は、天候を表す漢字です。
「霧(きり)」や「霜(しも)」、「霙(みぞれ)」など・・・天候を表す漢字には、雨かんむりがよく使われます。
また、月を表す言葉もたくさんありますよね。
「満月」や「新月」、「半月」など・・・
それでは「霽月」は一体、何と読むのでしょうか?
「霽月」の読み方のヒントは・・・?
「霽月」の読み方は、「〇〇げつ」です!
「霽」の漢字の読み方が問題なんですね。
雨かんむりに「齊(さい)」なので、そのまま読めば「さいげつ」ですが、ちょっと違います。
ここで大ヒント!
「霽」の訓読みは、「霽れる(はれる)」です!
「晴れる」と同じ意味を持っている漢字なのです。
「晴れる」の「晴」の音読みを考えてみてください・・・!
「霽月」の読み方の答えは・・・
正解は、「せいげつ」でした!
「晴れる」は、音読みで「せい」と読みますよね。
「霽」も、「霽れる(はれる)」と読みます。
訓読みでは「サイ」「セイ」と読むので、「霽月」は「せいげつ」と読むのです。
「霽月」とは、雨が上がった後に現われる月のことです。
そのことから、わだかまりがなくさっぱり晴れやかな心境、世の中がよく治まっていることを比喩する言葉としても使われるんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!