今日の難解漢字は、
「炬燵」
「能能」
「不穏」
「篤志家」
「訥弁」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「炬燵」です!
突然ですが、漢字ってずーっと見てると変な感じがしてくるのは私だけでしょうか?
見慣れた漢字でさえ不思議な感じになりますが、今回の漢字なんか2文字とも「火へん」だし、2文字目に至っては右側が「達」と微妙に違っていたり・・・。
右側の部分だけで読むと「きょだつ」とか「きょたち」なんて読めてしまいますが、これはもちろん違います。
強いてヒントを言うなら「火へん=熱いor暖かい」です!
「炬燵」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 冬になったらぜひ出してきて使いたいものです。
ヒント③ この中には飼い猫が入ってきて、上にはミカンが定番です!
「炬燵」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こたつ」です!
「炬燵」といえば、日本人のソウルグッズと言っても過言はないですね!
暖房器具の一種で、床や畳の上に置いてあるテーブルや机に布団ような暖かい布を被せたものです。もちろん、中を温めるために電熱ストーブのような小さな熱源が仕込まれています。
昔はこれが木炭や練炭を七輪のような容器に入れて使っていたようですが、一歩間違えれば火事や火傷の恐れがあるという、なんとも諸刃の剣のような家具だったそうですよ!
2つ目の漢字は「能能」です!
「能能」の読み方をご存じでしょうか?
「能(のう)」が二つで「のうのう」と読むのはまちがいですよ。
ちょっと意外な読み方をする、正に難読漢字…
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「能能」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は「念を入れること」
- 「能能考えてみたら、彼は正しいよ」のように使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「能能」の読み方!正解は!?
正解は「よくよく」です!
繰り返しの言葉なので「能々」と書く場合もありますよ。
しかし、一般的にはひらがなで「よくよく」と書くことがほとんどです。
「よくよく」という言葉には、副詞としての使い方と、形容詞としての使い方があります。
使い方 | 意味 | 使用例 |
副詞 | 念を入れる | 火を使い際には、よくよく注意しないといけないね |
形容詞 | 余程の | 母がそこまで頭を下げるのは、よくよくのことでしょう |
使い方によって少し意味合いが違ってくるので、注意が必要だといえますね。
3つ目の漢字は「不穏」です!
「不穏」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ちょっとしたキッカケで一気に空気感が変わってしまう、アレの事です。
心当たりはありませんか?
さて、「不穏」と書いてなんと読むでしょうか?
「不穏」読み方のヒントは?
「不穏」とは、穏やかではない、一言で言えば『険悪』な事です。
極めて緊迫した状態の事を「一発触発」(いっしょくそくはつ)といいますが、その前に「不穏な空気」が流れていることと思います。
何気ない一言が、一気に周りを不穏な空気に変えてしまいます。
落ち着くことが無く、そこに居るみんながソワソワとしてしまいます。
細心の注意を払い、何事もなく早くその場から逃げ出したくなるような空気感です。
皆がピリピリとした警戒心を持ち、同時に違和感を持つと思います。
「不穏」は「不穏な動き」や「不穏な事件」など、空気だけでなく色々な使い方ができますよ。
「不穏」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふおん」
です!
不穏な空気の中で、ずっと居続けるのは息が詰まりますね。
できれば可能な限り平穏に過ごしたい物です。
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「篤志家」です!
「篤志家」の読み方をご存じでしょうか?
「篤い」と書いて「あつい」と読みますが、「あつしか」と読んでしまうと恥ずかしいですよ。
割とよく見かける漢字なのですが、熟語になると読みづらいかも知れません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「篤志家」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 公共の福祉や社会奉仕を熱心に行う人のこと
- 「災害地域に多くの篤志家が寄付をした」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「篤志家」の読み方!正解は!?
正解は「とくしか」です!
「篤」という字は「危篤」のように「病気が重い」といった場合に使われる一方で、「情に厚い」「熱心である」などの意味もあるため「篤志」は志のあつい人といった意味になります。
つまり「篤志家」とはヒントでも示した通り「公共の福祉や社会奉仕を熱心に行う人」のことです。
しかし、災害地域で片づけを手伝っている方々のことは篤志家とはいわないため、注意しましょう。
5つ目の漢字は「訥弁」です!
「訥弁」の読み方をご存じでしょうか?
「訥」の字が「納」に似ているため「のうべん」と読みそうになりますが、もちろん間違いです。
しかし「訥」という字は見たこともない方が多いかも…
漢字検定1級レベルの難問です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「訥弁」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- つかえながら話すことをいいます
- 「彼は訥弁だけど有能な人材だよ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「訥弁」の読み方!正解は!?
正解は「とつべん」です!
「訥弁(とつべん)」とは「つかえながら話す」「話し方がなめらかではない」またはそんなさまを指していう言葉。
類語としては、「口下手」「口重」「話下手」などがあります。
「訥」という字には「どもる」や「口ごもる」「口べた」といった意味があるので、「弁」と合わさって「つかえながら話す」という意味の熟語になるのですね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!