今日の難解漢字は、
「鏤める」
「塘蒿」
「血腥い」
「追従」
「直截」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「鏤める」です!
「鏤める」と書いて、なんと読むか分かりますか?
平仮名で書かれている事が多いですが、女性は鏤めたものがとても好きです!
言葉の響きだけでもワクワクしてしまうほど、妄想を掻き立てるイメージの言葉になっています。
さて、「鏤める」と書いてなんと読むでしょうか?
「鏤める」読み方のヒントは?
「鏤める」の意味は、金銀や宝石などを、一面に散らすようにはめこむという事です。
ケーキでもクッキーでも、上に銀色の玉を鏤めたり、カラフルなチョコスプレーを鏤めたりするとグッと華やかになります。
ちなみに、あの銀色の球は「アラザン」といいます。
ケーキの中に苺が鏤められているのも、ドライフルーツが鏤められたバターケーキも美味です!
そして「宝石を鏤めたような星空」、「宝石を鏤めたような夜景」などなど、とても心が華やぐイメージです。
他にも、「センスの良さが随所に鏤められた家」なんて使い方もできます。
「鏤める」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇める」です。
書くときによく間違えるのは「散りばめる」です。
さて、もうわかりましたか?
「鏤める」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ちりばめる」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2つ目の漢字は「塘蒿」です!
「塘蒿」なんて馴染みのない漢字、読めそうにもない!
・・・と思われる方もギブアップしないでください。
野菜の名前を表す漢字ですよ。
さっそく考えていきましょう!
「塘蒿」の読み方のヒントは・・・?
それでは、ヒントです!
- 「塘蒿」の歴史は古く、古代ギリシャやローマで香料や薬として用いられていました。
- 癖のある香りが特徴です。
- 惜しまれつつも解散した国民的アイドルグループのヒット曲のタイトル「〇〇〇」
さあ、分かりましたか?
「塘蒿」の読み方の答えは・・・
正解は、「セロリ」でした!
「塘蒿(セロリ)」の「塘」は「つつみ・川や池の土手」、「蒿」は「よもぎ」という意味をもつ漢字です。
16世紀末に日本に入ってきた当時は、よもぎの1種だと思われていたようでこの漢字が当てられました。
ちなみに「塘蒿(セロリ)」を日本に初めて持ち込んだのは、誰だか分かりますか?
何と、戦国武将の加藤清正なんですよ!
そのことから、セロリは別名「キヨマサニンジン」とも呼ばれていたんだとか。
江戸時代になるとオランダ船によって長崎に伝わり、明治中頃から栽培されるようになりました。
オランダから伝わったことから「オランダミツバ」とも呼ばれていたんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「血腥い」です!
「血腥い」の読み方をご存じでしょうか?
「腥」という字には「星」という字が入っているので、「ちほしい」…
は、もちろん間違いです。
しかし他に読み方が思い浮かばないという方も多いのでは?
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「血腥い」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇い」の6文字です
- 血の匂いがすることをリアルに表現する言葉
- それは思い出すのも恐ろしい血腥い殺人事件だった
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「血腥い」の読み方!正解は!?
正解は「ちなまぐさい」です!
「血腥い」とは、血の匂いがすること、大量の血が流れて生臭いことを表すことばです。
一般には「血生臭い」という漢字をあてることが多いので、読めなかった方が多いかも知れません。
「腥」という字は、月と星から成っているため綺麗なものを指すのかと勘違いしそうですが、「生臭い、汚らわしい」という意味を持ちます。
月という編は空の「月」を表しているものと、体の「肉」を表しているものがあり、「肉づきの場合は体に関する意味になる」と、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「追従」です!
「追従」の読み方をご存じでしょうか?
「ついじゅう」と読む方が多いと思いますが、「ついじゅう」は慣用読み。
慣用読みとは、誤読などによって間違った読み方が定着して、広く用いられるようになった読み方のことです。
では「追従」の本来の読み方は…
あなたにはわかりますか?
「追従」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 他人に気に入られるように、こびへつらうこと
- 得意客に追従しておべっかを言う
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「追従」の読み方!正解は!?
正解は「ついしょう」です!
冒頭でお伝えしたように、本来は「ついしょう」と読んでいたのが時代を経て「ついじゅう」という読みに変化しています。
現代ではほとんどの方が「ついじゅう」と読んでいるでしょう。
意味も多少違ってきたようです。
- 追従(ついしょう):他人に気に入られるようにこびへつらう。おべっかを使うこと
- 追従(ついじゅう):相手に従ってついていくこと。言われるままに従うこと
若干意味合いが違うため、注意しましょう。
5つ目の漢字は「直截」です!
「直截」の読み方をご存じでしょうか?
「ちょくさい」とも読めますが、それは慣用読み。
慣用読みとは、間違った読み方を多くの人がするため慣用的に認められた読み方です。
さて、正しい読み方があなたにはわかりますか?
「直截」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 持って回った言い方ではなく、ずばりそのままを言うこと
- 「あまりにも直截的な言い方をすると反感を買う」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「直截」の読み方!正解は!?
正解は「ちょくせつ」です!
「直截(ちょくせつ)」とは「そのままズバリを言うこと」「即判断をくだすこと」という2つの意味を持つ言葉。
「ちょくさい」と読む方が多いのですが、冒頭でお伝えしたように、「ちょくさい」と読むのは実は慣用読みで、正しくは「ちょくせつ」です。
「ちょくせつ」とよく似た言葉に「直接(ちょくせつ)」がありますが、どこが違うのでしょう?
「直接」とは、間に何も挟まずに接したり、働きかけること。
「直截」は率直な物言いをしたり、即判断をくだすことです。
非常によく似ているので、混同しないように注意しましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!