今回は「揮う」「愚弄」「小賢しい」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「揮う」
「揮」は、発揮、指揮者、揮発などの言葉でもよく使われるものですが、そもそも訓読みができるイメージがありませんね。
常用漢字ではあるものの、音読みの「き」としか認識がないので、送り仮名の「う」がついたところで、まったく予想もつきません・・・
ここはヒントを見ながら一緒に考えていきましょう!
「揮う」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「指揮者」がやることと言えば?
ヒント➁ 一般的には他の漢字を使います。
ヒント③ 「ふ〇う」の2文字です。
「揮う」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ふるう」です!
一般的には、「振るう」の漢字を使うことが多いですが、指揮者がもつ指揮棒をイメージすると、「揮う」の方がコントロールしているニュアンスが出てぴったりですね!
物理的に棒などを「振るう」という「揮う」の意味は、他にも「勢いが盛んである様子」や「成績が芳しくない様子」、気合を入れた料理の「腕をふるう」などもこの漢字が使われます。
普段、見慣れている漢字も送り仮名一つでまた違った意味が見えてくる、これが難読漢字の面白いところですね!
2問目はこの漢字!「愚弄」
「愚弄」
これ、何と読むかわかりますか?
文字的になんとなく悪い言葉なイメージですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「愚弄」読み方のヒント!
「愚弄」のどちらの文字も頻繁に使う漢字ではないですよね。
「愚」は訓読みで「おろか(愚か)」。
この漢字は「愚痴」「愚問」などで使われます。
「弄」は訓読みで「もてあそぶ(弄ぶ)」。
この漢字は「翻弄」「弄る」などで使われます。
さて、読めるでしょうか?
「愚弄」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ぐろう」
です!
「愚弄」は
「人をバカにしてからかうこと」
という意味。
「弱者を愚弄する」
「愚弄されたと感じる」
などの例文があります。
似たような意味の言葉として
「揶揄(やゆ)」「嘲弄(ちょうろう)」という言葉もあります。
どちらも難しい読み方ですが、
意味合いは大体「人をからかうこと」で共通しています。
あまり良い意味の言葉ではないですが
小説の中では「愚弄されて激怒した」などの文章が出てきますし、
同様にニュースやエッセイなどでも見かける文字です。
「見たことはあるけれど、雰囲気で読んでいたなあ」
という方が多いのではないでしょうか?
読めなかった方も、
ぜひ明日からはしっかり「ぐろう」と読んでくださいね!
最後はこの漢字!「小賢しい」
「小賢しい」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ずる賢いというイメージで合っています!
個人的なイメージですが、一歩引いて見ていると小賢しい人は損得勘定丸出しの行動ばかりしています。
そう考えると、小賢しい人というのは、常に自分の気持ちに正直なだけなのかもしれませんね。
さて、「小賢しい」と書いてなんと読むでしょうか?
「小賢しい」読み方のヒントは?
差し出がましい、生意気、利口ぶるという意味があり、
悪賢くて抜け目がないという意味で、「小賢しく立ち回る」という言葉があります。
なかなかに腹黒いと思ってしまうのは私だけでしょうか?
根回しばかりに必死な人、居ますよね。
できれば根回しせずに、気持ちよく過ごせられる人とだけ付き合いたい物です。
さて、読み方はわかりましたでしょうか?
「小賢しい」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇しい」です!
さあ、もうわかりましたか?
「小賢しい」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こざかしい」
です!
どこにでもいますよね!
ぜひ、覚えておきましょう。