今回の難読漢字は「展べる」「焚く」「滾る」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「展べる」
「展べる」の読み方をご存知でしょうか?
「展覧会」の「てん」なので「てんべる」?
では、もちろんありません。
さて、あなたには読むことができますか?
「展べる」の読み方のヒントはこちら
- 「展」を訓読みにすると?
- ひらがなで書くと、送りがなを含めて「〇べる」の3文字
- 並べる、つらねるといった意味
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「展べる」の読み方!正解は!?
正解は「のべる」です!
「展」という字は「展示(てんじ)」や「出展(しゅってん)」のように、ほとんど音読みで使うので、訓読みは非常に難しいですね。
「展」には、並べる、つらねる、広げる、一般に見せる、現れるといった意味があります。
ヒントでも紹介したように「展(の)べる」は並べる、つらねるといった意味。
ただし「展げる」は「ひろげる」と読み、巻物をひろげるとか、新聞をひろげるといった意味で使います。
送りがなが替わると読み方や意味も替わってしまうため、注意が必要ですね。
2問目はこの漢字!「焚く」
「林」に「火」と書いて、「焚く」と書いてなんと読むかわかりますか?
昔はガスを焚いてお風呂に入っていたので
「お風呂を焚く」とか「お風呂を沸かす」と言っていましたが、
今では「お風呂を入れる」という事が多いですね。
わざわざガスや電気でお湯を焚かなくても、いつでもお湯が出る環境になったから「焚く」という言葉を使わなくなったのかもしれません。
他にも「フラッシュを焚く」「線香を焚く」というように使いますが、
「フラッシュを焚く」とは、カメラのフラッシュ(ストロボ)の事です。
さて、読み方もなんとなく分かりましたか?
「焚く」読み方のヒントは?
燃料を燃やす事を意味する言葉なので、
薪を焚く、石炭を焚く、かがり火を焚く、お香を焚く
などと使います。
よく似ている「炊く」は、米や食べ物を煮て食べられるようにするという意味なので、
食べ物に関する物に使うようになっています。
ひらがなにすると「〇く」です!
もうわかりましたか?
「焚く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たく」
です!
アロマを焚いている家とか、爽やかですよね。
ぜひ、読み方も覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「滾る」
「滾る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
漫画やネットでよく見る言葉ですが、平仮名で書かれていることが多いです。
「血が滾る」とか「味噌汁が煮え滾る」などなど、聞いたことがあるのではないでしょうか?
ちなみに、味噌汁は沸騰してしまうと味噌の香りが飛んでしまって、美味しくなくなってしまうといわれています。
さて、「滾る」と書いてなんと読むでしょうか?
「滾る」読み方のヒントは?
滾るには3つの意味があります。
- 水かさが増え、川の水が激流となって流れて行く様子
- 湯が激しく沸騰している様子
- 激しい感情で血が湧きたつような気持ちになること
漫画やネットで使われているのは、激しい感情という意味合いで使われることが多いですね!
主に激しい怒り、激しくやる気になっているという意味でしょう。
「滾る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇る」です!
さあ、もうわかりましたか?
「滾る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たぎる」
です!
本気の度合いがよくわかる言葉ですね。
ぜひ、覚えておきましょう。