「鍠」を何と読みますか?
「鐘(かね)」ではないですよ!
似たような漢字がたくさんありますが…
「鍠」の読み方のヒントは?
1.「鍠」をひらがなにすると4文字になります。
2.林業をしている人は知っているかもしれません。
3.『鍠かついだ〇〇〇ろ〇』
正解は…
正解は「まさかり」でした。
『♪まーさかりかーついだ金太郎』という有名な童謡がありますね!
「鍠」の音読みは「コウ」、訓読みは「まさかり」「おの」、漢検1級17画の漢字です。
現在「まさかり」は「鉞」と書くのが一般的。
具体的には、大工道具として丸太の表面をそぎ落としたり、林業の伐採で木の枝を落としたり、細い木を切り倒す際に使われます。
一方、「おの」は「斧」と書くのが一般的。
木を切ることもありますが、主に振り下ろして薪を割る道具として使われます。
どちらも古代は武器や処刑の道具、宗教的な儀式にも用いられたのだそう。
両者の違いを見極めるには、刄先の大きさが分かりやすいでしょう。
幅が広いのが「まさかり」、狭いのが「おの」です。
また、前者は比較的軽く、後者は重いのも特徴ですよ。
ところで、昔話の金太郎の挿し絵を見てみると、「鍠・鉞(まさかり)」ではなく、実は「鍠・斧(おの)」を担いでいることもあります。