今回は「壜」「上梓」「月代」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「壜」
毎日カラっとした晴れの日が一番ですが、雨の日もまた憂いがあっていいですよね。
そんな晴れと雨でもない、中途半端な天気の「曇り」。
もし自分が天気予報士になったら、どっちつかずの回答ができる「曇り」を連発しそうな気がしますwww
今回はそんな「曇り」に「土へん」がついた「壜」という漢字。
普段、見慣れないだけに超難問です!
「壜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇」の2文字です。
ヒント② この中にはビールとかジュースとか入ってます。
ヒント③ ゴミに出す場合は空き缶と同じ日が多いですね!
「壜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「びん」です!
え・・・。「びん」っていう漢字なんかあったの?と誰もが思ったと思いますが、漢字1文字で「壜」と書きます。
「びん・缶」といつも1セットの言葉のように平仮名で表記される「壜」ですが、「ビールびん」などの場合は「瓶」と書きますよね?
よく見ると「瓦(かわら)」がついていることに気が付きますが、字のごとく「陶器」を表しています。なので、容器一般を表す「ビン」は「瓶」の方がしっくりくるのは内緒にしておきましょうwww
2問目はこの漢字!「上梓」
「上梓」って何て読むか分かりますか?
(うえあずさ)ではありません。
(じょうさい)でもありません。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「上梓」の読み方のヒントは?
「上梓」とは「書籍を出版すること」という意味で使われる熟語です。
もともとは「版木に文字を刻むこと」で、木の板に文字や絵を彫ってその板にインクを塗って紙に押し付けて本を作っていました。
昔、中国で版木に使われていたものが「梓」の木でした。「ヨグソミネバリ」という木の別名です。
「上梓」を英語で表現すると、次のような単語になります。
「publication」
何と読むか分かりましたか?
「上梓」の読み方、正解は……
正解は……
「じょうし」
です!
「上梓」は「冊子」や「本」を出版するときに使う熟語です。
そのため、「漫画」「小説」「図鑑」などの本文や表紙を綴じて冊子にしたものに対して使われます。
「新聞」「チラシ」「広告」などの印刷物は綴じていないので「上梓」を使うことができません。
冊子として出版されたものが元となっている電子書籍に対しては「上梓」を使うことができます。
一生に一度でいいから、自分の書いた小説を「上梓」できたら幸せですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「月代」
「月代」って何て読むか分かりますか?
(げつだい)ではありません!
(つきしろ)とも読みますが、別の読み方があります。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「月代」の読み方のヒントは?
ひらがなで4文字です。
”〇〇〇〇”
「まげを結った武士が、額から頭の中央にかけて半月状に髪を剃った部分」のことです。
日本は湿気が多いため、貴族の冠や武士の兜をつけるときに頭頂部が蒸れるのを防ぐために髪を剃っていたようです。
中国にも「辮髪」(べんぱつ)といった似たような風習がありました。
何と読むか分かりましたか?
「月代」の読み方、正解は……
正解は……
「さかやき」
です!
戦国時代に武士の間で流行した髪型です。
江戸時代になると、武士の間だけではなく、庶民にも広がりました。
士農工商という身分制度のなかで、武士に憧れて髪型を真似する人が多かったようです。
江戸時代の髪を洗う頻度は月に1回~2回でした。
うどん粉・粘土・灰汁などを使っていたようです。
戦国時代は髪を剃るのではなく、抜いていたので頭が血だらけでした。
毛を剃ることが一般化したのは、江戸時代からです。
武士が髪型を維持するのも大変だったようですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。