漢字読み講座

「頓珍漢」「肌理」「一家言」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「頓珍漢」「肌理」「一家言」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「頓珍漢」

「頓珍漢」と書いてなんと読むか分かりますか?

昔は誰でも読めていたと思いますが、最近の人は分からないかも…。

元々は鍛冶屋が、相槌の音がリズムよく揃わないことから「頓珍漢」と付いたそうです。

「頓珍漢」なことを言い出す人は、ちょっとドン引きされているかもしれません。

さて、「頓珍漢」と書いてなんと読むでしょうか?

「頓珍漢」読み方のヒントは?

整頓の「頓」と、「珍しい」と、「漢」で「頓珍漢」。

実はそのまま読んで正解です!

「珍しい」は、「珍事」や「珍客」と使います。

「漢」は「漢字」の漢です!

字面でみると複雑そうですが、読み方は単純です。

「頓珍漢」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇〇」です。

鍛冶屋の音が入ります。

さあ、もうわかりましたか?

「頓珍漢」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「とんちんかん」

です!

 

間抜けな発言や、見当違いな事はすべて「頓珍漢」と表せることができます。

ぜひ、覚えておきましょう。

2問目はこの漢字!「肌理」

「肌理」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(はだり)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「肌理」読み方のヒントは?

使われている漢字から想像する通り、「肌に関係する言葉」です。
とくに女性でこれを気にする方は、少なくないのではないでしょうか?

「肌理」読み方のもうひとつのヒントは?

「肌の〇〇が細かい」とか「〇〇が粗い」などと使ったりします。
肌の表面の状態について使われる言葉です。

「肌理」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「きめ」
です!
肌のキメの細かさは美肌の条件のひとつでもあるため、気にされている方も多いかと思います。
そもそも肌のキメとは何なのでしょう?
肌のキメとは、肌の表面にある、筋状の細かな凹凸のことを指します。
これが規則正しい三角形のような形をしていること、さらにその三角形が細ければ細かいほど、肌が若々しく・美しく見えるようになります。
紫外線によるシミや加齢によるシワやくすみもお肌には大敵ですが、美肌をめざすならまずは肌のキメをととのえることが一番の近道のようです。
バランスのとれた食事や十分な睡眠、そして適度な保湿でキメをととのえて、いつまでもきれいな美肌を保ちたいものですね。

 

最後はこの漢字!「一家言」

「一家言」の読み方をご存じでしょうか?

「いっかごん」と読んでしまった方が多いかも知れませんが、それは間違い。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「一家言」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
  2. 独自の主張やこだわりのこと
  3. 彼女は料理が堪能で、食器に関しても一家言持っている

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「一家言」の読み方!正解は!?

正解は「いっかげん」です!

これまで「いっかごん」と読んでいた方も多いのではないでしょうか?

「言」という漢字は音読みでは「げん」と「ごん」の2種類があり、どちらで読むのかとても紛らわしいですね。

  • 言語道断(ごんごどうだん)
  • 他言(たごん)
  • 真言(しんごん)
  • 過言(かごん)

これらは「ごん」と読むため、「一家言」も「いっかごん」と読んでしまいがちなので、注意が必要です。

また、一家言の類義語には「持論」「独自の見解」「主張」などがあります。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!