今回の難読漢字は「漣」「巫山戯る」「発心」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「漣」
「漣」の読み方をご存じでしょうか?
つい「はす」と読んでしまった人もいるかも知れませんが、よく見ると「蓮(はす)」とは違いますね。
音読みだと「れん」という読み方もできますが、今回は訓読みでお答えください。
さて、あなたには読むことができますか?
「漣」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 細かく立つ小さな波のことをいいます
- 「心に漣が立つ」という使い方も
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「漣」の読み方!正解は!?
正解は「さざなみ」です!
優しい風が吹いている時に、湖や海辺などで細かく立つ小さな波のことを「漣(さざなみ)」と呼びますね。
ヒントで紹介したように「心にさざなみが立つ」という表現もよく使われます。
静かだった心に、ふと湧き起こった不安などを、さざなみに例えた言い方です。
「さざなみ」には、「漣」のほかに、小波、細波といった漢字が使われることもあるので、この機会に覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「巫山戯る」
「巫山戯る」
これ、何と読むかわかりますか?
まさかあの言葉の漢字がこれ!?
と驚く意外な答えなんです。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「巫山戯る」読み方のヒント!
「巫山戯る」は人のある態度を指す言葉。
この態度を取られると、
時には笑ってしまい、
時には不快な気持ちになります。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「巫山戯る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ふざける」
です!
「巫山戯る」は
「おどけたり冗談を言ったりすること」や「人をばかにする態度」
「戯れて騒ぐこと」などを表す言葉です。
「ふざけた態度で笑いを取る」
「ふざけないでよ!!」
など、とても身近な言葉ですよね。
実は男女がいちゃつくことも「ふざける」というのだとか。
この漢字は当て字なのですが、
「中国の楚の懐王が、夢で巫山(ふざん)の神女と契った」というエピソードの
「巫山の雲雨」や「巫山の夢」という故事が由来となっているそう。
「巫山で男女がいちゃつき戯れる」という故事と
「男女がいちゃつき戯れる」という意味の「ふざける」が
合わさった結果の「巫山戯る」なんですね。
何気なくひらがなで書いていた言葉にも、
実は変わった漢字が当てられているかもしれません。
気になった方は調べて、漢字マスターに近付きましょう!
最後はこの漢字!「発心」
「発心」って何て読むか分かりますか?
「出発」(しゅっぱつ)や「発進」(はっしん)と読むので「発心」(はっしん)と読むと考えてしまいますよね?
違います!
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「発心」の読み方のヒントは?
「出家して仏門に入ること」です。
「発菩提心」の略でもあり、「仏陀の悟り(菩提)を得ようとする心を持つこと」という意味もあります。
「物事を始めようと思いたつこと」という意味でも使われます。
何と読むか分かりましたか?
「発心」の読み方、正解は……
正解は……
「ほっしん」
です!
「発」を(はつ)ではなく(ほつ)と読む熟語には「発起人」(ほっきにん)などがあります。
会社を設立にあたって定款に署名した人や、祝賀会を開催するときの世話人などのことです。
四字熟語には「一念発心」があります。
似たような熟語に「一念発起」があり、二つの違いは「一念発心」は仏教色が強く、強い思いで仏教の道に進むという意味が強い熟語です。
「一念発起」も仏教用語ですが、どちらかというと新しく何かを始めるにあたっての強い決意の表われという意味で使われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。