今回の難読漢字は「掬う」「疎か」「慟哭」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「掬う」
「掬う」という漢字は黄色い花びらの「菊」に似ています。
ということで、「掬」という字も音読みでは「きく」と読むんです!
漢字ってすごいですね!部首は関係なく、主要部分が同じであれば同じ読み方をするものって本当に多いです。
今回はそんな「きく」を訓読みしたものが問題になっています。
パッと見は、蚕からとれる最高級の糸である「繭(まゆ」にも似ていますし、昔の女の子の遊び道具である「鞠(まり)」にも似ていますが、どうでしょうか。
実は全然違う方向になので、ここは素直にヒントを見て考えてみましょう!
「掬う」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇う」の3文字です。
ヒント② 顔を洗うときは、手を使って水をどうする?
ヒント③ 最初の文字は「す」です。
「掬う」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すくう」です!
「すくう」といえば、「救う」や「巣くう」などの漢字がありますが、「掬う」は「水を手で掬いあげる」ときの「掬う」です。
朝起きて顔を洗うとき、まずは水を掬いますよね?
「水」と「掬う」という言葉はセットになっている、と覚えてもらうと分かりやすいですが、これをヒントにすると「金魚すくい」は「金魚掬い」と表すことができるんです!
「掬う」という言葉は普段あまり見かけませんが、こぼれ落ちていく何かを「掬う」のはあなたの感性次第かもしれませんね!
2問目はこの漢字!「疎か」
「疎か」の読み方をご存じでしょうか?
「おろそか」とも読めますが、今回はもうひとつの読み方を正解とします。
さて、あなたには読むことができますか?
「疎か」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇か」の3文字です。
- 「言うまでもなく」といった意味。
- 「晴れた日は疎か、雨の日でも練習に行った」のように使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「疎か」の読み方!正解は!?
正解は「おろか」です!
ヒントに示したように「言うまでもなく」や「もちろんのこと」といった意味です。
たとえば「漢字はおろか、ひらがなも読めなかった」「姿はおろか、声を聞いたこともない」などのように使われます。
ちなみにもう一つの読み方の「おろそか」は「いい加減に扱う」といった意味です。
「小学校での勉強をおろそかにしてはいけない」などと使いますね。
また、「愚か」と書いても「おろか」と読みますが、この場合は「未熟」「浅はか」などの意味なので、混同しないように注意しましょう。
最後はこの漢字!「慟哭」
「慟哭」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見たイメージで「どうき」と読んでしまいそうですが、「どうき」は「動悸」と書きます。
「慟哭」という漢字は普段あまり見かけないけれど、実はよく耳にする普通の単語ですよ。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「慟哭」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は声を上げて激しく泣くこと
- 彼は悲しみのあまりの大きさに慟哭した
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「慟哭」の読み方!正解は!?
正解は「どうこく」です。
強い悲しみに声を上げて激しく泣くことを「慟哭(どうこく)」といいます。
難しい漢字ですが、言葉自体はよく耳にしますね。
慟哭の「慟」は、「なげく」「身もだえして悲しむ」といった意味を持ち、訓読みでは「慟(なげ)く」と読むことができます。
熟語としては「慟哭」以外ではまずお目にかからない、珍しい漢字だといえるでしょう。
慟哭の類義語としては、号泣(ごうきゅう)、大泣(おおなき)、哀哭(あいこく)などがあります。