漢字読み講座

「然程」ってなんて読む? なんと(ぜんてい)ではないのです!

「然程」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(ぜんてい)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「然程」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。

副詞で、一般的にもよく使われる言葉です。

大体の場合は、あとに打ち消しや否定の言葉と一緒に使います。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「然程」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「さ」です。

似たような意味の言葉では、「それほど」や「たいして」などがあります。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「然程」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「さほど」

です!

「然程(さほど)」とは、ある程度を超えていない、それほどでもない、たいしたことではない、といった意味を持つ副詞です。

少しかしこまったような、公的な文章でも使われるような固めの印象がある言葉ですね。

「然程」と似たような言葉に「あまり」があります。

どちらも程度を表す副詞ですが、ニュアンスが微妙に違います。

例えば、「さほど大きくない」と言った場合は「思っていたより大きくない(が、それなりには大きい)」という意味合いとなります。

一方「あまり大きくない」と言った場合は、「そもそも小さい」という意味合いが強くなるでしょう。