今回のお題は「出会す」「明礬」「葡萄柚」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「出会す」
今回の難読漢字クイズは「出会す」です。
「出」も「会」も小学校で習う簡単な漢字ですが…
さて、あなたはなんと読みますか?
「出会す」の読み方のヒントは?
ヒント1.「出会す」をひらがなにすると4文字になります。
ヒント2.『かれの視線に出会すとあわてて視線を外らし』室生犀星「幻影の都市」より引用
ヒント3.「出会す」の類義語には「遭遇」「鉢合わせ」「めぐり会う」などがあります。
正解は…
正解は「でくわす」でした!
たまたま偶然に、ばったり出会うことですね。
人に対しても使いますが、「電車の事故に出会す」「旅行先で暴風雨に出会した」のように、ある場面や状況に居合わせたときも使います。
ちなみに「でっくわす」と読んでも正解です。
また、「出」と「会」をそれぞれ音読みすると「シュッカイ」という言葉になります。
「出会(シュッカイ)」と「出会す(でくわす)」は全く同じ意味です!
「であいがしら」の漢字
交通事故のニュースでよく目にする「出会頭(であいがしら)」は、「出合頭」ではなく「出会頭」が用いられます。
これは、「出会い」が偶然・思いがけず・意図せずという意味があるのに対し、「出合い」は合流する・団結・売買が成立することを意味するからです。
2問目はこの漢字!「明礬」
「明礬」を何と読みますか?
一般的にはカタカナで書かれます。
早速ヒントを見てみましょう!
「明礬」の読み方のヒントは?
1.「明礬」にフリガナを付けると「〇ョ〇〇〇」になります。
2.殺菌・消臭効果があります。
3.『「明礬の水ででも洗ったらどうだか、只じゃなかなか落ちねえや」中里介山「大菩薩峠」より引用
正解は…
正解は「ミョウバン」でした!
一価イオンの硫酸塩と三価イオンの硫酸塩が化合した複塩の総称です。
料理では昔から灰汁抜き、変色や煮崩れの防止に使われることが多く、スーパーの漬物コーナーに売ってます。
売られているのは粉末の焼きミョウバン、結晶体は生ミョウバンと呼ばれます。
ベーキングパウダー(ふくらし粉)にも入ってますよ!
アルミニウムが含まれているので体に悪いといわれた時期もありましたが、現在は過剰摂取しなければ安全とされています。
「明礬」の「礬」
「明礬」の1文字目はよく使う「明」ですが、2文字目の「礬」がなかなか難しい…
「礬」の音読みは「ハン」「バン」「ボン」、訓読みはありません。
ちなみに、当て字として「ドウ」と読むケースもあります。例:礬水紙(どうさがみ)
漢検上級では当て字も出題されるので、目指している人は覚えておくといいかも!
最後はこの漢字!「葡萄柚」
「葡萄柚」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ぶどうゆず)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「葡萄柚」読み方のヒントは?
ヒントは全体で8文字、「〇〇〇〇〇〇〇〇」となります。
スーパーなどでも普通に売られている、ある食べ物の名前です。
かなり日常的な食べ物で、そのまま食べたりジュースにしたり、 色んなかたちで目にすることが多いです。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「葡萄柚」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「グ」です。
「葡萄」の文字が入っていることから、お気付きの方もいらっしゃると 思いますが、ずばりある果物の名前です。
さらにカタカナであること、葡萄を英語でいうと・・・?
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「葡萄柚」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「グレープフルーツ」
です!
グレープフルーツは亜熱帯を原産とする柑橘類で、文旦(ブンタン)とオレンジが自然に交配して生まれた品種だそうです。
柑橘類なのに名前にグレープ(ぶどう)が入るのは、その特徴的な実のなりかたにあります。
グレープフルーツは枝に房状となって鈴なりに実をつけるため、この様子がまるでぶどうのようであったことから、その名前がつけられた といいます。