あなたは「膕」を何と読みますか?
「胴」でも「脳」でもありません。
早速ヒントを見てみましょう!
「膕」の読み方のヒントは?
1.「膕」をひらがなにすると4文字になります。
2.剣道や弓道をたしなむ人は知っているかもしれません!
3.『出来さうな膝と膕の変な運動であつた。』折口信夫「鏡花との一夕」より引用
正解は…
正解は「ひかがみ」でした!
聞き慣れない言葉なので、答えを知ってもピンとこないでしょうか?
「膕(ひかがみ)」は、私たちの体の一部の名称。
ひざの裏(後ろ側)のくぼんだ部分が「膕」です!
一般的には「膝裏(ひざうら)」と呼ばれますが、別名「よぼろ」「うつあし」「膝窩(しっか)」とも呼ばれます。
汗をかくと痒くなってしまう部分ですね!
「膕」の音読みは「カク」「キャク」「コク」、訓読みはありません。
部首「月(にくづき)」と「國(くに)」を組み合わせた15画の漢字です。
「膕」は、解剖学的にふくらはぎの働きを助ける「足低筋(そくていきん)」に分類されます。
ところで、剣道や弓道の構えでは「膕」を曲げません。
素早く力強い足さばきを実現するために、「膕」をバネとして利用するからです。
膝の裏を「膕」と書けたり、読めたらもっとかっこいい!
機会があればぜひ使ってみてください。