「沃度丁幾」を何と読みますか?
意味あり気ですが格言ではありません!
早速ヒントを見てみましょう。
「沃度丁幾」の読み方のヒントは?
1.「沃度丁幾」をひらがなにすると6文字になります。
2.昭和生まれの人には懐かしい存在かも…
3.『脚をおさえながら沃度丁幾を塗りはじめた。』久生十蘭「キャラコさん」より引用
正解は…
正解は「ヨードチンキ」でした!
「沃度丁幾」とは、ヨウ素などをエタノールに溶かした薬剤です。
「沃度丁幾」の「沃度」は「ヨウ素」、「丁幾」は「アルコール溶液」を意味します。
赤褐色の液体で、そのままだと劇薬ですが、2倍に希釈した「希・沃度丁幾」が消毒薬としてよく知られています。
歯医者さんの治療でおなじみですね!
昔の日本では家庭用消毒薬の定番でしたが、今は他の消毒薬がメジャーになっています。
赤チンとの違い
昭和生まれの人は「赤チン」と「沃度丁幾」を同一視しているかもしれません。
「赤チン」は「赤いヨードチンキ」を略した俗称、薬剤としては別のものです! ちなみに、「沃度丁幾」の俗称は「ヨーチン」といいます。
赤チンは水俣条約によって販売中止になっていますが、「沃度丁幾」はメジャーではないものの、販売は続けられています。