今回は「手風琴」「悍婦」「放屁虫」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「手風琴」
「三味線」と書いて、「しゃみせん」。
「笛」と書いて、「ふえ」。
「琴(こと)」や「太鼓(たいこ)」など、漢字で表す楽器はたくさんありますよね。
ただ、「手風琴」なんて楽器は見聞きしたことない!?
何と読むのか?どんな楽器なのか?
さっそく見ていきましょう!
「手風琴」の読み方のヒントは・・・?
笛や琴など元々感じで表す楽器はもちろん、ピアノやオルガンなど日本でカタカナ表記をする楽器も、実は漢字表記があるんです。
例えば、ピアノは「洋琴」と書いて「ようきん」。
トライアングルは「三角鉄」と描いて「さんかくてつ」。
ギターは「六弦琴」と書いて「ろくげんきん」などなど・・・
「洋風の琴」でピアノ、「三角の鉄」でトライアングル、「六弦の琴」でギター。
案外、特徴そのまんまを漢字で表していますよね。
ここで大ヒント!
オルガンは「風琴」と書いて「ふうきん」と読みます。
それでは「手風琴」は・・・?
もう分かりましたよね?
「手風琴」の読み方の答えは・・・
正解は、「てふうきん」でした!
読み方は分かりましたが、「手風琴(てふうきん)」はどんな楽器でしょう?
鍵盤を押すことで風を送って音を出す「風琴(ふうきん)」がオルガンでしたよね。
蛇腹を伸縮させて風を送って鍵盤の音を出す楽器・・・
そうです!「アコーディオン」です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「悍婦」
「悍婦」って何て読むか分かりますか?
(そうふ)ではありません。
「悍」を読むことができますか?
「婦」という漢字がありますので、なんとなく女性を意味することばなのではないだろうか、と思ったあなたは鋭いですね!
女性の性格を表すことばです。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「悍婦」の読み方のヒントは?
「悍婦」の意味は、勝ち気な女性を意味します。
「悍」は荒々しい、猛々しいといった意味です。
「悍い」と書くときは「気性が悍い」(きしょうがあらい)と読みます。
何と読むか分かりましたか?
「悍婦」の読み方、正解は……
正解は……
「かんぷ」
です!
訓読みにすると「悍ましい」(おぞましい)と読みます。
古語で「悍し」(おぞし)ということばが使われていました。
おぞしには3つの意味があります。
- 恐ろしい・怖い
- 勝ち気・強情
- ずるい
現在の「悍ましい」は勝ち気やずるいなどの意味ではあまり使われず、恐ろしいという意味が転じ「嫌な感じがする」という意味で使われます。
「悍婦」の「悍」には勝ち気・強情などの意味が残り、勝ち気な女性という意味で使われています。
強気な女性はかっこいいですよね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「放屁虫」
「放屁虫」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「ほうへむし」になりますが、それは間違いです。
おそらくあなたも見たことがあると思いますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「放屁虫」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- さわると悪臭を放つ虫のこと
- ゴミムシ、オサムシ、カメムシなど
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「放屁虫」の読み方!正解は!?
正解は「へひりむし」です!
地域によっては「へっぴりむし」とも呼びます。
へひりむしとはヒントでも紹介したように、さわると悪臭を放つ虫のことです。
カメムシが洗濯物にくっついて、悪臭で困った経験を持つ方は多いかもしれませんね。
臭いが強くて嫌われものの虫ですが、実は初秋の季語だったりもします。
ちなみに「屁」という漢字は「へ」と読みますが、「放屁」は「ほうひ」と読みます。
「ほうへ」とは読まないため、注意しましょう。