今日の難読漢字は
「挫く」
「焙る」
「燔く」
以上、3問です!
さあ、挑戦してみてください。
目次
1つ目は「挫く」
「挫く」って何て読むかわかりますか?
「座る」(すわる)という字に似ていますが……。
「捻挫」(ねんざ)
「挫折」(ざせつ)
という熟語に用いられています。
さて、何と読むのでしょうか?
「挫く」の読み方のヒントは?
- 平仮名で書くと”〇〇く”です。
- 強い力がかかって、骨や関節を痛めたときに使います。
- 勢いをそいで弱体化させるという意味もあります。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「挫く」の読み方、正解は……
正解は……
「くじく」
です。
「足を挫く」(あしをくじく)
「出鼻を挫く」(でばなをくじく)
などで使われる漢字です。
他にも
「弱きを助け強きを挫く」
という言葉があります。
「弱いものを助けて、強いものを懲らしめる」という意味です。
しかし、この言葉には善悪の区別はありません。
弱いものが正義ではない場合にも使われます。
ヒーローものでは弱いものを助ける正義の味方がお約束ですよね。
昔からテレビでは戦隊もの、仮面ライダーシリーズ、ウルトラマンシリーズ、プリキュアシリーズなど数々の正義の味方が活躍してきました。
あなたにとってのヒーローは誰ですか?
2つ目は「焙る」
「焙る」って何て読むかわかりますか?
(いる)ではありません。
「焙煎」(ばいせん)
「焙烙焼」(ほうろくやき)
という熟語に用いられています。
さて、何と読むのでしょうか?
「焙る」の読み方のヒントは?
- 平仮名で書くと”〇〇る”です。
- 火に当てて温めたり、乾かしたりするという意味です。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「焙る」の読み方、正解は……
正解は……
「あぶる」
です。
「海苔を焙る」(のりをあぶる)
「コーヒー豆を焙る」(コーヒー豆をあぶる)
などで使われる漢字です。
似たような意味の漢字に「炙る」(あぶる)があります。
どちらも「火があたるかあたらないかくらいに物を近づけて温める」という意味で使われることが多いです。
しかし、少しだけ違いがあります。
「焙る」(あぶる)は「湿気を取る」という意味合いが強いです。
「炙る」は「軽く焼き目をつける」ときに使います。
「魚を炙る」(さかなをあぶる)
「バーナーで炙る」(ばーなーであぶる)
などです。
ちなみに「焙じる」と書くと(ほうじる)と読みます。
「ほうじ茶」は「焙じ茶」と書き、緑茶を焙じて作ります。
自家製ほうじ茶を作ってみてはいかがでしょうか。
3つ目は「燔く」
「燔く」って何て読むかわかりますか?
(ばんく)ではありません。
火を使った調理方法を表しています。
さて、何と読むのでしょうか?
「燔く」の読み方のヒントは?
- 平仮名で書くと”〇く”です。
- 英語では「burn」と表現します。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「燔く」の読み方、正解は……
正解は……
「やく」
です。
「焼く」(やく)と同じような意味ですが、少しだけ違います。
「燔く」(やく)は特に火の粉を散らしてやく様子を表しています。
「燔書」は「書物に火をつけて焼いてしまうこと」を表した熟語です。
パチパチと音を立てて本が燃えていく様子が目に浮かんできます。
実は(やく)という表現には、さまざまな漢字が当てられてきました。
ここで、いくつか紹介します。
「焦く」(やく)はちりちりと黒くなるときに使う漢字です。
また「焚く」(やく)は、煙を伴う場合に使います。
(たく)とも読みます。
他にも「灼く」(やく)は、物質の変化や変質が激しくなることを表現しています。
一口に(やく)といっても、さまざまなやきかたがあるようです。
やき方に関する漢字がこんなに様々あるなんて驚きですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。