今日の難読漢字は
「肱」
「祜」
「葫」
以上、3問です!
さあ、挑戦してみてください。
目次
1つ目は「肱」
「肱」って何て読むかわかりますか?
(ひろい)ではありません。
左の「月」(にくづき)から分かるように、体の一部を表しています。
さて、何と読むのでしょうか?
「肱」の読み方のヒントは?
- 平仮名で2文字です。”〇〇”
- 体の上半身についています。
- 椅子にコレを置く場所がついているものもあります。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「肱」の読み方、正解は……
正解は……
「ひじ」
です。
「肘」「臂」とも書きます。
上腕と前腕を繋ぐ部分のことです。
足の「膝」に対応するところとも言えます。
「肱」を使ったことわざを紹介します。
「三度肱を折って良医となる」です。
何度も自分の肱を折るような苦痛を体験してようやく一人前の医者になれることを表しています。
簡単に良い医者にはなれないという意味です。
他にも「曲肱の楽しみ」(きょっこうのたのしみ)という言葉もあります。
意味は「肱を曲げて枕にするほど貧しい生活の中で見つけた楽しみ」です。
貧しい生活の中でも楽しみを見つけて暮らすことが出来れば、案外楽しいものなのかもしれません。
今の生活の中で、楽しいと思えることを大事にして生きていきたいですね!
2つ目は「祜」
「祜」って何て読むかわかりますか?
(ふるい)ではありません。
「多祜の浦(たこのうら)の底さへにほふ藤波をかざして行かむ見ぬ人のため」という万葉歌にこの漢字が使われています。
ここでは「祜」(こ)と読んでいますが、もう一つの読み方を答えてください。
さて、何と読むのでしょうか?
「祜」の読み方のヒントは?
- 平仮名で4文字です。”〇〇〇〇”
- 神様がくれた幸福という意味です。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「祜」の読み方、正解は……
正解は……
「さいわい」
です。
最初に紹介した万葉歌に出てくる「多祜の浦」は現在の富山県氷見市の湖であると考えられています。
今でも「田子浦藤波神社」があります。
他にも
「いささかに 思ひて来(こ)しを 多祜(たこ)の浦に 咲ける藤見て 一夜経(ひとよへ)ぬべし」
という歌もあります。
この歌は「ほんのちょっとだけ寄ってみようかなと思っていたのに、多祜の浦に咲いている藤の花を見たら、一晩中過ごしてしまいそうだ」という意味です。
心が動かされるほど美しい藤の花でいっぱいの景色が目に浮かぶようです。
3つ目は「葫」
「葫」って何て読むかわかりますか?
音読みは(こ)や(ご)と読みます。
ここでは、訓読みを答えてください。
ラーメンなどに入っているアレです。
特に九州地方のラーメンにはたっぷり使われています。
独特の香りを嗅ぐと、食欲がいてわいてきます。
さて、何と読むのでしょうか?
「葫」の読み方のヒントは?
- 平仮名で4文字です。”〇〇〇〇”
- 6月~8月にかけて夏が旬の食材です。
- 香りが強く、中には苦手な人もいるかもしれません。
- 栄養価が高いと言われています。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「葫」の読み方、正解は……
正解は……
「にんにく」
です。
「大蒜」「忍辱」とも書きます。
「葫」(にんにく)を食べるとさまざまな効果があります。
- 疲労回復
- 冷え性の改善
- 動脈硬化の予防
- 免疫力の向上
実にたくさんの恩恵を受けることができますね!
おいしい「葫」(にんにく)を選ぶコツを教えます。
色が白く、全体的にふっくらと丸みを帯びているもの、実がずっしりと重いものを選ぶと良いでしょう。
このような「葫」(にんにく)は水分を含んだ新鮮なおいしいものである可能性が高いです。
栄養満点の食材ですので、ぜひ食べてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。