今日の難読漢字は、
「短艇」
「小酒」
「貯古齢糖」
の3文字です!
読み方が分かると「あぁ、なるほどね」と納得するものばかりですよ!!
早速いきましょう。
目次
難読漢字1問目は「短艇」!
「短艇」って、どんな乗り物か分かりますか?
漢字をそのまま読むと「たんてい」ですよね。
実際に「短艇(たんてい)」とも読むのですが、ある外来語を表す漢字でもあるので、今回はその外来語を問題にしたいと思います!
何と読むのか?
早速見ていきましょう!
「短艇」の読み方のヒントは・・・?
「短」は「みじかい」、「艇」は船舶のイメージがあるので、短い舟?と思いますよね。
「短艇」は、甲板のない小型の船舶の総称です。
甲板がない小型の船舶・・・
公園の池などで手こぎする〇〇〇です!
このヒントで、分かりましたよね?
「短艇」の読み方の答えは・・・
正解は、「ボート」でした!
ボートというと現在では公園の池で漕いだり、競技として行われたりするものですよね。
でも、「短艇」の漢字をよく見てください。
「艇」の文字は、「艦艇(かんてい)」の艇です。
「艦艇」とは、大小各種の軍艦のことです。
旧日本海軍は艦艇に救命艇として短艇(ボート)を積載していました。
でも実際は、乗員の体力と精神力を鍛えるための「とう漕訓練」に使われたそう。
12名の漕ぎ手が力を合わせて漕ぐ訓練で、現在も行われているのですがのですが、かなりきつい訓練らしいですよ・・・
難読漢字2問目は「小酒」!
外来語に漢字が当てられたものは、当て字なので読み方が難しい場合が多々あります。
今回の「小酒」もその一つ!
そのまま読めば「こさけ」ですが、そんなお酒はありませんよね・・・
海外から伝わったお酒の1つなんですが、何と読むのか考えていきましょう!
「小酒」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「小酒」と同じように漢字を当てている外来語のお酒は、例えばビールが「麦酒」、ワインが「葡萄酒」など・・・
麦で作ったお酒がビール、葡萄で作ったお酒がワインなので、漢字そのものがヒントになっていることが分かりますね。
それでは「小酒」は・・・?
小さい瓶に入って売られていることが多い、あのお酒です!
もう分かりましたよね?
「小酒」の読み方の答えは・・・
正解は、「リキュール」でした!
小酒(リキュール)は、蒸留酒に砂糖、果実やハーブなどの香味を風味付けしたお酒の事です。
ベルモットやペパーミント、ピーチツリーやカルーアなど、実に様々なリキュールがあって、ロックや水割りだけでなくソーダ割りやミルク割など飲み方もさまざまです。
「小酒」の漢字を見ると、どう考えても「リキュール」とは読めませんが、当て字って面白いですね。
難読漢字最終問題は「貯古齢糖」!
「貯古齢糖」って漢字を見ると、なんだか古く齢(よわい)を重ねた貴重なものが金庫に入っているような・・・
今テレビ番組でも、「開かずの金庫」を開けるのが人気ですよね。
漢字4文字で画数も多く、何を表す漢字なのか見当もつかないかもしれません。
何と読むのでしょうか?
「貯古齢糖」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「貯古齢糖」の漢字を見ると、4文字目が「糖」ですよね。
この漢字の通り、甘いものの名前なんです。
そう考えると、「貯」「古」「齢」はそのまま読むとある甘いスイーツの名前が出てくるはずですよ。
もう、分かりましたよね?
「貯古齢糖」の読み方の答えは・・・?
正解は、「チョコレート」でした!
日本でチョコレートが販売されるようになったのは、明治時代。
1875年に東京・両国にあった「米津凮月堂」で初めて売られたと言われています。
その当時は、カタカナで「チョコレート」ではなく、当て字で「貯古齢糖」と書かれていたんです。
「貯古齢糖」の他にも、「猪口令糖」や「千代古齢糖」などという漢字も当てられていたんですよ。
ちなみに日本人で初めてチョコレートを食べたのは、岩倉具視や大久保利通だったというから驚きですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!