「蕪辞」の読み方をご存じですか?
「蕪」は「無」という字に似ているから「むじ」と読みたくなりますが、間違いです。
それでは、何と読むのでしょうか?
「蕪辞」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○じ」の2文字
- どちらの字も音読みです
- 「蕪」の音読みは「無」の音読みと同じです
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「蕪辞」の読み方、正解は・・・
正解は
「ぶじ」
です!
「蕪」は野菜のカブのことを思い浮かべますが、意味を調べてみると
- あれる、しげる。雑草が茂って荒れる。
- みだれる。
- アブラナ科の二年草。
と、野菜とは別の意味の方が先に出てきます。カブの葉は生い茂って地面を覆いつくすので、そこからカブという野菜の意味として使われるようになったのではないかと言われています。
「辞」という字は「やめる」という意味をイメージしますが、この場合は「辞書」などで使われる「言葉」という意味で使われています。
これを踏まえて考えると「蕪辞」は
「乱雑な言葉」
という意味になります。
実際に乱雑な言葉に対して使うよりも、自分の文章をへりくだって表現する時に使われることが多いようです。「乱文」と同じニュアンスと考えればわかりやすいですね。
「蕪辞」の読み方、「蕪」の意外な意味と一緒に是非覚えてくださいね。