「蕨拳」の読み方をご存じですか?
「蕨」はワラビと読むため「わらびけん」という新しい拳法でも生まれたのかと思いますが、もちろんそうではありません。
それでは、何と読むのでしょうか?
「蕨拳」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「け○○○」の4文字
- どちらの字も音読みです
以上の2つのヒントから考えてみてください。
「蕨拳」の読み方、正解は・・・
正解は
「けっけん」
です!
「蕨」は山菜で有名なワラビのことで音読みは「ケツ」です。「拳」は指を折り曲げた手の状態のことです。
ワラビの先端部分が拳のような形状になっていることからこのように呼ばれているようです。成長するにつれて開いてしまうため、特に若い芽のことをあらわすことが多いです。
「蕨手」という表現も
ワラビの先端部分が手に似ているという表現は「蕨手(わらびて、わらびで)」という言葉でもわかります。「蕨拳」同様、ワラビの先端部分をあらわす言葉でもあるのですが、祭りで使われる御神輿(おみこし)の装飾品も、形状がワラビに似ているため「蕨手」と呼ばれています。灯籠の装飾でも同じような形状の装飾があったり、柄が湾曲した刀剣が「蕨手刀」と呼ばれたりしているのも、それだけ蕨の形が印象的だったということですね。
「蕨拳」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。