今回のお題は「酔夢」「釉」「厭世」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「酔夢」
「酔夢」と書いて、なんと読むか分かりますか?
酔った時に見る夢というイメージで合っています!
ほろ酔いのままウトウトと眠ってしまう、あの幸せな時間にもちゃんと言葉があります。
さて、「酔夢」と書いてなんと読むでしょうか?
「酔夢」読み方のヒントは?
実はお酒を飲んでいなくても、理想などに酔って満足している状態の事も「酔夢」と言います。
何も考えずに生きて満足して眠れるって、ある意味理想ではないでしょうか?
「酔生夢死」(すいせいむし)なんて四文字熟語があり、
何をするでもなくぼんやりと一生を過ごし、
酒を飲んでいるようにぼんやりと生きて、
夢を見ているかのように死んで行くという意味です。
なんとなくイメージは沸きましたか?
「酔夢」のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「酔夢」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すいむ」
です!
何もかも忘れて、無の境地に入るのはなかなかに難しいですね。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「釉」
「由」のつく漢字って、いくつもありますよね。
木へんに「由」と書く「柚」は、「ゆず」。
車へんに「由」と書く「軸」は、「じく」。
しめすへんに「由」と書く「袖」は、「そで」。
でも「釉」は、見慣れない漢字ですね。
へんの部分も見慣れないですが、これは「釆(のごめ)へん」というんですって!
釆へんに「由」で「釉」、何と読むのかさっそく見ていきましょう。
「釉」の読み方のヒントは・・・?
「釉」は、陶磁器作りに使うものです。
粘土などで作った器を素焼きして、「釉」を掛け本焼きすることで陶磁器の表面がガラスのようにコーティングされます。
「釉」を塗った陶磁器は、ガラス状の独特の光沢を帯びます。
「釉」にはいろいろな種類がありますが、代表的なものは草木の灰と土石類を水で溶いた物です。
普段焼き物をしない人には、馴染みがない話が続きましたが、要は素焼きした上に掛ける薬ということです。
上に掛ける薬ですよ!
「釉」の読み方はひらがなで「〇〇ぐすり」です。
わかりましたか?
「釉」の読み方の答えは・・・?
正解は、「うわぐすり」でした!
「釉」の1文字で「うわぐすり」と読むなんて面白いですね。
ちなみに「釉(うわぐすり)」と同じ意味で「釉薬」と書いて「ゆうやく」とも読みます。
陶磁器の艶々したガラスのような材質は、「釉」のおかげなんですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「厭世」
「厭世」の読み方をご存じでしょうか?
「厭気(いやけ)」や「厭味(いやみ)」という読み方がありますが、「いやよ」と読むのはもちろん間違いです。
では一体なんと読めばよいのか…
あなたには正しい読み方がわかりますか?
「厭世」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「世の中がいやになる」という意味です
- 最近の歌謡曲は厭世的な曲が多いね
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「厭世」の読み方!正解は!?
正解は「えんせい」です!
厭世とは「世の中や人生をいやなもの、無価値なものだと思う」ことをいいます。
厭世という言葉は、「厭世観」「厭世主義」「厭世的」「厭世家」などのように、接尾辞を伴って使う場合が多いでしょう。
以下は「厭世」を使った例文になります。
- 不景気が続き、厭世観を持つ人が増えている
- 厭世家の彼は何を言われても納得しないだろうね
- 時代背景を反映した、厭世的な絵画が増えていた
類語としては「悲観」「絶望」「失望」「嫌悪」などがあり、対義語は「楽観」です。