今回のお題は「襤褸」「迸り」「屹立」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「襤褸」
「襤褸」
これ、何と読むかわかりますか?
なんだかおどろおどろしい見た目ですよね…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「襤褸」読み方のヒント!
「襤褸」には、実は2種類の読み方があります。
どちらもわかる!という方はかなりの漢字の達人です!
まずは一般的ではない方の読みを、ヒントとしてお教えします。
読み方のうち、ひとつは…「らんる」です!!
さて、あなたはもう一つの読み方がわかるでしょうか?
「襤褸」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ぼろ」
です!
「襤褸」は、
「使い古して役に立たない布」や「ぼろきれ」を表す言葉です。
「着古して破れたり、つぎはぎのある服」のことを指す場合もあります。
「窓掃除に襤褸を使う」
「襤褸で靴を磨いた」
など、例文はちょっとエコな感じがしますね笑
有名な言葉に、
「襤褸は着てても心は錦」というものがあります。
これは「見た目はみすぼらしくても、心が豊かで気高いこと」を表した言葉。
「心は気高く誇りを持って生きましょう!」という鼓舞の言葉でもあります。
錦は豪華な絹織物のことなので、
襤褸と錦を対照的に使った慣用句ですね。
かなり特徴的な漢字である「襤褸」。
書くのは難しくても、読みはぜひ覚えてくださいね!
2問目はこの漢字!「迸り」
「迸り」と書いて、なんと読むか分かりますか?
目立つ人の傍に居たら、いい事も沢山ありますが
「迸りを受ける」こともあります。
この迸りに巻き込まれないように、軽やかに生きていくスキルも時には必要です。
さて、「迸り」と書いてなんと読むでしょうか?
「迸り」読み方のヒントは?
「迸り」はただ傍に居ただけで、巻き添えを食ったり災難を受けること。という意味で使うことが多いです。
安いからといってガラの悪い場所に飲みに行けば、ケンカの迸りに合う事もありますし、
適当な同僚のために、仕事の迸りに合う事もあります。
人はみな、いかに迸りに合わないかという事を自然に計算しているような気がします。
割りに合わないですからね。
「迸り」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇り」です。
さて、もうわかりましたか?
「迸り」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「とばっちり」
です!
給食の時に、隣の席の子がこぼした牛乳の迸りに合ったことは無いですか?
なかなかに悲惨です。
ぜひ、読み方も覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「屹立」
「屹立」の読み方をご存じでしょうか?
「そばだつ」と読むのは間違いですよ。
「屹」という字は余り見かけないので、読みにくいですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「屹立」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は「高くそびえ立つ」こと
- 「屹立する高層ビルの谷間を歩いた」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「屹立」の読み方!正解は!?
正解は「きつりつ」です!
「屹立(きつりつ)」とは「他のものよりも際立って高くそびえ立つ」または「人がじっと動かずに立っている」ことをいいます。
「屹」という字は「仡」が元です。
「仡」は、たけだけしい、勇ましいといった意味を持つため、山編がつくことで、「屹」の字は、山が高くそびえ立つさまを表したものになります。
以下は「屹立」を使った例文です。
- 彼は、屹立する山々を仰ぎ見た
- 左右にずっしりとした門柱が屹立していた
- その老人は人々に紛れず、凛として屹立している
「屹立」の類義語としては「聳立(しょうりつ)」「峭立(しょうりつ)」「そびえ立つ」などがあります。