漢字読み講座

【今日の難読漢字】「鉢巻」「黒死病」「止揚」「稚拙」「紅蓮」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「鉢巻」

「黒死病」

「止揚」

「稚拙」

「紅蓮」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「鉢巻」です!

鉢巻」と書いて、なんと読むか分かりますか?

鉢植えの「鉢」を巻くと何になるかわかりますか?

漢字のイメージとは違いますが、きっともう答えはわかったのではないでしょうか。

さて、「鉢巻」と書いて、なんと読むでしょうか?

「鉢巻」読み方のヒントは?

「鉢」というと植木鉢の鉢を思い出してしまいますが、実は頭にも「鉢」があります。

頭の上の方の両サイドの事で、この鉢が張っている(大きい)と頭全体が大きく見える上にヘアスタイルが決まらず、絶壁と同じくらい厄介な部分でもあります。

この頭の鉢の部分に細長い布を巻き付けたのが「鉢巻」です。

運動会などでクラスごとに違う色の鉢巻を付けて、リレーや競技に出たことはないでしょうか?

応援団やお祭り、受験の時に「必勝!」と書いた鉢巻を締めたり。

精神統一や気合向上といった効果があります。

「鉢巻」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、読み方はわかりましたか?

「鉢巻」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「はちまき」

です!

 

ねじって巻いたものを「ねじり鉢巻き」なんて言いますね。

ぜひ、覚えておきましょう。

2つ目の漢字は「黒死病」です!

「黒死病」と書いて、なんと読むか分かりますか?
(こくしびょう)以外にも読み方があります!
さあ、なんと読むでしょう?

「黒死病」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
元々の読み方があるのに別の読み方があることから想像できるかもしれませんが、
問題は当て字での読み方になります。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「黒死病」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「ぺ」です。
この名前がついた菌による感染症で、歴史上では世界中で何度も大規模な流行があったそうです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「黒死病」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「ペスト」
です!
ペストは14世紀にのヨーロッパで流行した際には、人口の3分の1もの人々が
命を落としたという恐るべき伝染病です。
皮膚が黒くなるという特徴的な症状があり、そのため日本でも黒死病(こくしびょう)と
呼ばれ、恐れられました。
大流行した「鬼滅の刃」には、上弦と呼ばれる最強クラスの鬼たちが人間を苦しめますが、
この上弦の鬼たちは疫病がモデルになっているという説があります。
その中でも上弦のトップで圧倒的な強さを誇る上弦の壱・黒死牟は、
名前の類似性からも黒死病を由来としていると言われています。
人間と感染病との戦いは、多くの犠牲を伴いながらも最終的にはその多くが
封じ込めることに成功しており、今の状況もきっと近い未来には落ち着くことになるはずです。
それまでは各々ができる対策を確実にしていきましょう。

3つ目の漢字は「止揚」です!

「止揚」を何と読みますか?

「とめあげ」と読みたくなりますが…

早速ヒントを見てみましょう!

「止揚」の読み方のヒントは?

1.「止揚」をひらがなにすると3文字になります。

2.「止揚」をドイツ語にすると「アウフヘーベン」です。

3.『歴史は常に対立する現実を止揚しながら動いてきた。』五木寛之「風に吹かれて」より引用

正解は…

正解は「しよう」でした!

「止揚」の意味は大きく分けて2つあります。

1.あるものを、そのものを否定するが、契機として保存して、より高い段階で生かす

2.矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を通じて発展的に統一する

なかなか難しいですね!

ドイツの哲学者ヘーゲルが「弁証法」の思考プロセスに用いたことが有名なので、「止揚」より「アウフヘーベン」の方がポピュラーに使われます。

※弁証法とは、対立や矛盾を否定せずに議論を深めつつ、最終的に思考を統合することです。

「止揚」の具体例

例①

意見A:「これは三角形だ」

意見B:「丸にも見えるから矛盾してるんじゃない?」

AとBによる止揚:「これは円錐だ!」

例➁

意見A:「もっと米を消費すべきだ」

意見B:「でも、パンの方が好きだ」

AとBによる止揚:「米粉でパンを作ろう!」

難しいイメージの「止揚」ですが、日本人にとっては案外しっくりする思考方法ではないでしょうか?

4つ目の漢字は「稚拙」です!

稚拙」と書いて、なんと読むか分かりますか?

幅広い事に使われる言葉なので、一度くらいは聞いたことがあると思います。

幼稚な感じというイメージで合っています。

さて、「稚拙」と書いてなんと読むでしょうか?

「稚拙」読み方のヒントは?

「稚拙」とは、技術や作品、字や文章などが子供っぽく下手なことです。

人の手が入ったものに対して、完成度の低い物に対して使われます。

感性はあるのに、基本的な技術ができていなかったりと残念な場合に使ったり、

急いで適当に終わらせた物の出来上がりは、やはり稚拙だといえるでしょう。

謙遜語として使ったりすることもあり、その場合は

「この文章も稚拙ではございますが、どうぞ最後までお読みいただければ幸いです。」

という感じで使います。

さて、なんとなくイメージできましたでしょうか?

「稚拙」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「稚拙」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ちせつ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「紅蓮」です!

紅蓮」と書いて、なんと読むか分かりますか?

鬼滅の刃にはまった人は、すぐに読めると思います。

主題歌が「紅蓮華」でしたものね!

さて、「紅蓮」と書いてなんと読むでしょうか?

「紅蓮」読み方のヒントは?

「紅蓮」は、紅色の蓮の花のことです。

もうひとつの意味は、燃え盛る炎という意味があります。

それからもうひとつ、八寒地獄の七番目の紅蓮地獄の略でもあります。

どんな地獄かといいますと、寒さで皮膚が裂け、自分の血で真っ赤になるという地獄の事です。

紅蓮の花言葉が「愛情」なのに対して、紅蓮地獄はかなり悲惨な様子を表せていますね。

愛情にしても地獄にしても、極端に激しいというイメージです。

「紅蓮」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「紅蓮」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ぐれん」

です!

 

鬼滅の刃の曲は「紅蓮華」と書いて(ぐれんげ)でした。

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!