「儺」を何と読みますか?
儀、偉、倣、似ている漢字はたくさんありますが…
早速ヒントを見てみましょう。
「儺」の読み方のヒントは?
1.「儺」は、主に2月か12月に行われます。
2.「儺」は、京都の吉田神社が有名です。
3.『郷人の儺するときは、朝服して阼階に立つ。』南方熊楠「十二支考」より引用
正解は…
正解は「おにやらい」でした!
「鬼儺」と書いても正解です。
「儺」は、大晦日や節分で行われる鬼を払う行事のこと。
「儺」は、追儺(ついな)、大儺(たいだ・たいな)、駆儺(くだ)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)とも呼ばれます。
「儺」の音読みは「ダ」「ナ」、訓読みは「おにやらい」、 漢検1級21画の漢字です。
京都の平安神宮や吉田神社をはじめ、今も各地で「儺」が行われています。
平安朝の宮中では目が4つあるお面をつけた宮人が、鬼を追い払っていたそうです。
目が4つ…といえば、「儺」を使う言葉に「両面宿儺(りょうめんすくな)」があります。
「両面宿儺(りょうめんすくな)」は日本書記に登場する鬼人で、ひとつの胴体に2つの顔が付いていたといいます。
「両面宿儺(りょうめんすくな)」は何故か最近人気があるようで、ネット掲示板では定番の怪談として知られていますし、アニメ「呪術廻戦」にも出てきます。