今回のお題は「鰰」「老翁」「鯰」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鰰」
「鰰」の読み方をご存じでしょうか?
魚編に神と書いて「ぎょしん」と読むのはもちろん間違い。
魚編が付く漢字なので、答えは魚の名前ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鰰」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- カミナリウオ、シロハタなどとも呼ばれます
- 秋田県の県魚です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鰰」の読み方!正解は!?
正解は「ハタハタ」です!
「鰰(ハタハタ)」には「鰰」以外にも「斑斑」「雷魚」「燭魚」など様々な漢字表記があります。
ハタハタは秋田県民の生活に欠かせない魚だったため、秋田の県魚としても有名。
また、兵庫県但馬地方では「ハタ」とも呼ばれ、鳥取県などでもよく食される魚です。
調理法としては塩焼きが一般的ですが、煮つけや干物にも向く魚です。
11~12月になると産卵期を迎えるため秋田県ではハタハタ漁が行われ「ブリコ」と呼ばれるハタハタの卵も人気があります。
2問目はこの漢字!「老翁」
「老翁」の読み方をご存じでしょうか?
「ろうおう」や「ろうや」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
3つある読み方はいずれも同じ意味ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「老翁」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
- 年を取った男性のことをいいます。
- 「老翁はかなりの頑固者である」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「老翁」の読み方!正解は!?
正解は「おじ」です。
ほとんどの場合「老翁(ろうおう)」や「老翁(ろうや)」と読まれるため、かなりの難読でしたね。
「老翁(おじ)」の「老」は「お」と読めますが、「翁」は単体では「じ」とは読めません。
このように、2字以上の熟語だけ特別な読み方をするものを「熟字訓」といいます。
「老翁」の類語としては「老輩」「高齢者」「老人」「老爺」などがありますが、意味合いは少しずつ異なるため注意が必要です。
最後はこの漢字!「鯰」
「鯰」の読み方をご存じでしょうか?
「魚+念」で「ぎょねん」と読むのはもちろん間違いです。
しかし、魚編なので魚の種類の名前には違いなさそうですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鯰」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 肉食性の淡水魚
- 地震を予知すると言われています
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鯰」の読み方!正解は!?
正解は「ナマズ」です!
「鯰(ナマズ)」は、古来より地震を予知する魚として知られています。
3つめのヒントでほとんどの方が正解できたのではないでしょうか。
大地震の直前にナマズが異常行動をとったという例はたくさんのこされていて、地震を予知する能力があるというのは、迷信ではないようです。
ナマズは水底の土に体を密着させているため、わずかな揺れをすばやく察知できるのでしょう。
地震の時に発生すると言われる電磁波を感じ取っているという説もありますが、科学的な裏付けはされていません。