今日の難解漢字は
「大店」
「吟味」
「添水」
「養蜂」
「祁寒」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「大店」です!
- 2 「大店」の読み方のヒントは?
- 3 正解は…
- 4 江戸時代の「大店」といえば
- 5 2つ目の漢字は「吟味」です!
- 6 「吟味」読み方のヒントは?
- 7 「吟味」読み方のもうひとつのヒントは?
- 8 「吟味」の読み方、正解は・・・
- 9 3つ目の漢字は「添水」です!
- 10 「添水」の読み方のヒントは?
- 11 正解は…
- 12 「添水」は「鹿威し」の一種
- 13 4つ目の漢字は「養蜂」です!
- 14 「養蜂」読み方のヒントは?
- 15 「養蜂」読み方のもうひとつのヒントは?
- 16 「養蜂」の読み方、正解は・・・
- 17 5つ目の漢字は「祁寒」です!
- 18 「祁寒」読み方のヒントは?
- 19 「祁寒」読み方のもうひとつのヒントは?
- 20 「祁寒」の読み方、正解は・・・
- 21 まとめ
1つ目の漢字は「大店」です!
「大店」を何と読みますか?
とても簡単な漢字ですが、読むとなると難しい!
だいてん、おおみせではありません。
「大店」の読み方のヒントは?
1.「大店」をひらがなにすると4文字になります。
2.番頭さんと丁稚さんと旦那さん、というイメージです。
3.『貴族とか大店のお嬢さんのよめいり荷物は、』片山広子「よめいり荷物」より引用
4.日常会話では使う機会は、ほぼないでしょう。
正解は…
正解は「おおだな」でした!
店構えが大きく、多くの商品を扱うお店です。昔は「豪商」とも呼ばれていました。
日本では、平成12年6月1日から「大規模小売店舗立地法(大店立地法)」という法律が施行されています。
現在の大型小売店が、昔でいう「大店」にあたるんですね!
江戸時代の「大店」といえば
「大店」は大きな屋敷間口が多く、36間や15間の間口が江戸の通りに面していました。建物の中には、たくさんの丁稚奉公が住み込みで働いていたそうです。
江戸時代を代表する「大店」といえは、三大呉服店の「越後屋(のちの三越デパート)」・「大丸屋(のちの大丸デパート)」・「白木屋(のちに東急百貨店に買収される)」です。
大店の旦那衆は、お侍さんよりお金持ちだったんでしょうね!
2つ目の漢字は「吟味」です!
「吟味」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「口」に「今」、それから「味」という簡単な漢字からできている「吟味」。
スーパーではより新鮮な物を買おうと吟味したりと、普段の生活にもよく使われています。
他にも、何かにはまりだすと吟味が長くなりますね。
さて、「吟味」と書いてなんと読むでしょうか?
「吟味」読み方のヒントは?
「吟」という漢字は、口の中で声を長く引く、ため息をつく、うめく、口遊む(くちずさむ)という意味です。
「詩吟」は和歌や漢詩を独特の節回しで歌う事です。
しかし、「吟味」となれば、物事を念入りに調べること、または念入りに調べて選ぶことになります。
誰でも何かを選ぶ時には、一生懸命に吟味して選ぶのではないでしょうか?
小さな買い物、大きな買い物、友達や人生のパートナーなどなど。
今回はちょっと簡単すぎたかもしれませんね。
「吟味」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「吟味」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ぎんみ」
です!
吟味した食材を使った料理は、やっぱり美味しいですよね。
美味しいものから幸せを感じたりします。
高いものが美味しいとは限りませんので、ぜひ吟味して選んでみてください。
3つ目の漢字は「添水」です!
「添水」を何と読みますか?
てんすい、そえみず、と読みたいところですが…
きっと目にしたことがあるはずですよ!
「添水」の読み方のヒントは?
1.「添水」をひらがなにすると3文字になります!
2.和風庭園で見かけたことがあるかもしれません。
3.俳句で「添水」は秋の季語として使われます。
3.『カーン、あの添水を聞き澄んでいたのです。』泉鏡花「菊あわせ」より引用
正解は…
正解は…「そうず」でした!
「添水」とは、カッコーン!と響き渡る水場の竹筒と石でできた装置です。
竹筒に溜まった水の重みで石を打って音を出すように仕組まれています。
風情ある和風庭園やお寺などに設えられていますね。
現在では庭の飾りとして用いられることが多いですが、本来は鳥獣を追い払うためのものでした。
「添水」は「鹿威し」の一種
農業の大敵である野生動物を追い払うための装置を「鹿威し(ししおどし)」といいます。
鹿威しには「鳴子(なるこ)」「案山子(かかし)」「添水」があります。
「鳴子」は紐にくくられた竹や木片で、風に吹かれたり引っ張ると音が出ます。
「かかし」はご存じの通り、人間に見せかけた藁人形。
「添水」は水が溢れる度に音を出します。
昔の人の知恵ですね!
4つ目の漢字は「養蜂」です!
「養蜂」と書いて、なんと読むか分かりますか?
蜂蜜というイメージで合っています!
文字通り蜂を養う事・・・なのですが、「養蜂」と書いてなんと読むか分かりますか?
「養蜂」読み方のヒントは?
「養蜂」とは、蜂を飼育し、蜂蜜や蜜蝋や花粉をとるため飼育するということです。
養蜂することによって、養蜂場の人は蜂蜜を取ることができます。
また、巣をつくる時に蜂が出す蜜ろうを使って蠟燭(ろうそく)にしたり、スキンケアに使ったり、
最近では蜜ろうを使って、リサイクルできる「みつろうラップ」なんてのも流行っています。
他にも、養蜂は「農作物の受粉」という重要な役割もありますよ。
「養蜂」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「養蜂」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ようほう」
です!
蜂蜜の栄養価の高さは昔から知られていますが、一歳未満の赤ちゃんにはリスクが高いようです。
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「祁寒」です!
「祁寒」と書いて、なんと読むか分かりますか?
寒さを表す言葉で合っています!
暑さも、炎暑(えんしょ)、激暑(げきしょ)、酷暑(こくしょ)、極暑(ごくしょ)、溽暑(じょくしょ)、猛暑(もうしょ)など、いい方は沢山ありますが、寒さにももちろん沢山いい方があります!
寒威(かんい)・寒気(かんき)・寒熱(かんねつ)・寒波(かんぱ)・寒冷(かんれい)・厳寒(げんかん)・酷寒(こっかん)・極寒(ごっかん)・寒気(さむけ)・峭寒(しょうかん)・暑寒(しょかん)・大寒(だいかん)・小寒(しょうかん)などなど。
その中のひとつが「祁寒」です!
さて、「祁寒」と書いてなんと読むでしょうか?
「祁寒」読み方のヒントは?
「祁寒」は、きびしい寒さという意味です。
厳寒(げんかん)、 酷寒(こっかん)と同じくらいの寒さといわれています。
一番寒い時には極寒(ごっかん)というのでしょうね・・・。
ちなみに極寒の意味は、きわめて寒いことです。
そして「祁」の意味は、大きい様子や盛んな様子表す漢字です。
「祁寒」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「祁寒」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きかん」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!