「顫える」を何と読みますか?
古典文学が好きな人は分かるかもしれません。
ちょっと意外な読み方ですよ。
「顫える」の読み方のヒントは?
1.「顫える」をひらがなにすると「〇〇える」になります。
2.「顫える」の類義語には「戦慄」「寒気立つ」「震慄」などがあります。
3.『眼球が不規則に動いて、唇が顫えました。』小酒井不木「印象」より引用
正解は…
正解は「ふるえる」でした!
寒さや激しい感情で体が小刻みに動くこと、細かく揺れ動くことです。
昔の文学作品には多用されていましたが、現代は「震える」と書かれることが多いでしょう。
「顫」の音読みは「セン」、訓読みは「顫く(おどろく)」「ふるえる」、漢検1級22画の漢字です。
年をとると手が「顫える」人が増えてきますね。
動作中の「顫え」は動作時振戦(どうさじしんせん)と呼ばれ、同じ姿勢をとり続けている、手を動かしている、目標物に手を伸ばしている、といった状況で起こります。
逆に、じっとしていると「顫える」のは安静時振戦(あんせいじしんせん)と呼ばれ、動作をすると止まります。
前者は本能性の振戦のケースがほとんどなので、40歳以上なら珍しくありません。
しかし、後者の場合はパーキンソン病に特徴的な「顫え」なので、専門医に相談するのがおすすめです。