今回のお題は「車厘」「阿諛」「妖姫」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「車厘」
お中元といえば、美味しいものが嬉しいですよね。
高級そうめん?
大きな塊のハム?
でも、「車厘」も子供からお年寄りまで食べられるから定番人気です。
・・・「車厘」は「しゃこ」でも「しゃり」でもない、食べ物を表す言葉なんです!
何と読むのか?
さっそく見ていきましょう!
「車厘」の読み方のヒントは・・・?
漢字で書くと「車厘」ですが、実はカタカナで書くスイーツです。
プルプルしているのが特徴で、美味しいフルーツの味の「車厘」がたくさん売られていますよ。
もう、分かりましたよね?
「車厘」の読み方の答えは・・・
正解は、「ゼリー」でした!
ゼリーの歴史は古く、ローマ時代にまでさかのぼります。
お菓子の世界でゼリーが用いられるようになったのは、18世紀末から19世紀初頭になってから。
日本に入ってきたのは明治時代で、その際に当て字としてつけられたのが「車厘」だというわけです。
「車厘」をそのまま読むと「シャ・リン」ですが、何とか「ゼリー」の響きに近い漢字を探したのでしょうね。
現在では「ゼリー」の表記はカタカナしか考えられませんが、日本に広まった当時は漢字があったなんて面白いですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「阿諛」
「阿諛」の読み方をご存じでしょうか?
「誼」や「棋」は「ぎ」と読めるため、「あぎ」と読んでしまったかも知れませんが、それは間違い。
とはいえ「諛」という漢字は初めて見たという方も多いでしょう。
漢字検定1級レベルの難問です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「阿諛」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 意味は人のご機嫌を取ったりお世辞を言ったりすること
- 「阿諛追従」という四文字熟語があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「阿諛」の読み方!正解は!?
正解は「あゆ」です!
「阿諛(あゆ)」とは人の顔色をうかがって機嫌を取ったりお世辞を言ったりすること。
「阿諛」なんて言葉は聞いたことがないという方も多いでしょう。
日常的には使いませんが、小説などでたまに出てくるので、大人のたしなみとして覚えておくと良いですね。
また、ヒントで紹介した「阿諛追従(あゆついしょう)」とは、人に気に入られようとして媚びへつらうことです。
この機会に合わせて覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「妖姫」
「妖姫」と書いて、なんと読むか分かりますか?
妖怪(ようかい)の姫(ひめ)と書きますが、妖怪の姫のことではありません。
もちろん(ようひめ)とも読みません。
さて、「妖姫」と書いてなんと読むでしょうか?
「妖姫」読み方のヒントは?
「妖姫」は、艶めかしく美しい姫、妖艶(ようえん)な女性、妖気が漂う美女のことです。
美しい女性という意味ですが、陰のある美しさや、なにか罠がありそうなイメージも一緒に付きまといます。
美しい妖気に誘われてうっかりついて行ってしまえば、もう戻ってこれないかもしれませんね。
ちなみに妖気は、あやしく普通でない気配や、不吉なことが起こりそうな気味悪い雰囲気という意味なので、「妖気漂う屋敷」などと使われており、もっとわかりやすくいえば「妖怪アンテナ」でしょうか。
読み方としては簡単ではないでしょうか?
「妖姫」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「妖姫」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ようき」
です!
妖姫=陰のある美しい女性
妖気=怪しい気配
どちらも同じ読み方なので、使い方に気を付けましょう。