今回は「屈伸」「魎」「逝去」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「屈伸」
「屈伸」と書いて、なんと読むでしょうか?
今回は結構なサービス問題かも……!
きっと多くの人が見ただけで答えられると思います。
さて、「屈伸」と書いてなんと読むでしょうか?
「屈伸」読み方のヒントは?
「屈伸」とは、かがめたり伸ばしたりすることです。
日常の動作でも下に落ちている物を拾う時、膝を曲げて伸ばしているはずです。
ストレッチ効果があり、健康促進にもなるあの運動の事です。
ラジオ体操には、この屈伸運動が沢山入っており準備運動としても適していますが、ラジオ体操は毎日行うと健康保持増進できるといわれています。
子どもの頃は毎朝ラジオ体操に通ったものですが、今の年齢でラジオ体操をしてみるとその速度に付いていけない事も……!
でも意識して毎日行えば、自然に付いて行けるようになりますよ!
「屈伸」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「屈伸」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くっしん」
です!
ラジオ体操は、同時にいくつもの動きが入るので運動不足にはピッタリな運動です。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「魎」
「魎」を何と読みますか?
魑魅魍魎(ちみもうりょう)の「りょう」です!
さて、1文字の場合は?
「魎」の読み方のヒントは?
1.「魎」をひらがなにすると4文字になります。
2.「魎」の類義語には、「狐火」「怨霊」「怪異」「幻妖」などがあります。
3.源氏物語で葵上を苦しめた六条御息所の怨霊が、よく「魎」に喩えられます。
4.平安時代は、「魎」が人間の病気や死の原因になると考えられていました。
正解は…
正解は「もののけ」でした!
一般的には「物の怪」と書くことが多いでしょう。
「魎」の音読みは「リョウ」、訓読みは「すだま」「もののけ」、漢検1級18画の漢字です。「すだま」は「魑魅」と書きます。
「魎」分解してみると、化け物をあらわす「鬼」と「ふたつ」をあらわす「両」の組み合わせになります。つまり、「二本足の化け物」を意味するのです。
「魎」は本来、 山林や石の精気から生じる人面鬼身の霊や化け物を指していましたが、現代は生霊、死霊、妖怪、付喪神など非常に広い意味で用いられます。
映画「もののけ姫」が有名ですね。
最近は漫画、アニメ、ライトノベルでも「魎」をテーマにした作品が多いです。
日本の文献に初めて「魎」が登場したのは平安時代の日本後期だったと考えられています。
最後はこの漢字!「逝去」
「逝去」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(いきょ)ではないのです。
さあ、なんと読むでしょう?
「逝去」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある言葉の丁寧な言い方です。逝も去も、どちらも似たような意味の言葉で、似たような言葉を 組み合わせで熟語となっているパターンの言葉ですね。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「逝去」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「せ」です。
逝も去も、どちらの漢字も音読みですので、この言葉の読み方がわからなくても 少し知識のある方なら組み合わせで読めてしまうかもしれません。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「逝去」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「せいきょ」
です。
逝去は「死ぬ」の敬語表現です。
そのため、基本的には身内以外の他人に対して使用する、敬意を込めた表現となります。
死にはもっとも一般的な「死亡」以外にも、今回の逝去の他に、永眠、他界、往生、崩御、鬼籍に入る、などなど 非常に多くの表現や言葉があります。
これだけ多くの言葉あるということは、死がそれだけ日常的であることと同時に、とても特別なことであることが分かります。
すべての人間に平等に必ずいつかは訪れるものです。例えばだれかの死に触れたとき、少し自分の死について考えてみてもいいかもしれません。