漢字読み講座

「驟雨」「鐃」「鋳造」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「驟雨」「鐃」「鋳造」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「驟雨」

「驟雨

これ、何と読むかわかりますか?

 

難しそうな漢字が使われていますが、

実は身近な存在のこれ。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「驟雨」読み方のヒント!

 

「驟雨」は、見た目の通り

とある雨の状態のことを指します。

 

「驟」の字があまり見慣れないので、難しいですよね。

「そうう」と読んでしまう方も多いのでは?

 

実際は「〇〇〇う」と読むのですが…

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「驟雨」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「しゅうう

です!

 

「驟雨」は、

「急に降り出して、すぐに止んでしまう雨」のこと!

 

「にわか雨」や「村雨」とも言います。

夏の時期は特に、夕方に一時的に降る「夕立」がありますが、

これも驟雨の1種と言われています。

 

また、近年よく耳にするようになった「ゲリラ豪雨」。

これも一時的に降るものなので驟雨の1種と言えますね。

 

驟雨は、大気が不安定な時にできる積乱雲が引き起こします。

積乱雲といえば、入道雲!

夏の象徴とも言える雲が、局地的かつ一時的な雨を引き起こすんです。

 

降水量や降る時期によって、呼び方が変わりますが、

大くくりで「驟雨」と呼ぶので、覚えておくといいですよ!

 

天気の話題は、会話に困った時の定番!

これを機に豆知識として覚えて読めるようになりましょう!

 

2問目はこの漢字!「鐃」

本日の難読漢字クイズは「鐃」です。

餅でも鏡でもありません。

早速3つのヒントを見てみましょう!

「鐃」の読み方のヒントは?

1.「鐃」をひらがなにすると2文字になります。

2.宗派によって、法事で「鐃」を目にするかもしれません。

3.戦国時代、「鐃」の音は武士の士気を高めたことでしょう。

正解は…

正解は「どら」でした!

「鐃」の音読みは「ドウ」「ニョウ」「ジョウ」、訓読みは「どら」。漢検1級、20画の漢字です。

古来はまじないに用いられた呪器または祭器に用いられたといわれています。

「鐃」にはふたつの意味があります。

ひとつは戦の際に鳴らす陣鐘(じんがね)のこと。敵味方の陣営で、合図を出すために鳴らしたのだそう。金属製で釣り鐘型(ベル)の大きな打楽器です。「どら」と読みます。

もうひとつは鐃鉢(にょうはち)、鐃鈸(にょうばち)という仏具のこと。「どら」という言葉が、この仏具を指すことがあります。宗派によりますが、法事でお坊さんが鳴らしますよ。金属製の打楽器で、円盤2枚でワンセット、シンバルに似ています。

「鐃」を使う熟語

鐃歌(ドウカ):鐃を伴奏にした軍が奏でる音楽

鐃吹(ドウスイ):鐃を鳴らして笛を吹くこと

鐃鼓(ドウコ):鐃を鳴らすこと、日本書紀に出てきます。

最後はこの漢字!「鋳造」

鋳造」と書いて、なんと読むか分かりますか?

金属加工法のひとつなのですが、意外に身近にあったりします。

いつも歩いている道にもありますし、家にもある人もいるかも。

さて、「鋳造」と書いてなんと読むでしょうか?

「鋳造」読み方のヒントは?

「鋳造」とは、金属を熱で溶かし液体にして、型に入れて冷やし固める加工方法です。

金属が液体になるまで熱する訳ですから、相当な熱を加える必要があるため、金属系の物は家では作れません。

道路にあるマンホールや寺の釣鐘なども鋳造でできています。

そして「鋳造」に必要な流し込む型を「鋳型」といい、流し込むだけで完成するので幅広く使われています。

身近な物でいえば「たい焼き」や「人形焼き」なんかも鋳型に生地を流し込んで作られています。

「鋳型」なら自分の家にもあるかもしれませんね。

「鋳造」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「鋳造」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ちゅうぞう」

です!

 

「鋳造」されたもの、身近にありましたか?

ぜひ、覚えておきましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!