今回は「鉢巻」「怯懦」「蜷」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鉢巻」
「鉢巻」と書いて、なんと読むか分かりますか?
鉢植えの「鉢」を巻くと何になるかわかりますか?
漢字のイメージとは違いますが、きっともう答えはわかったのではないでしょうか。
さて、「鉢巻」と書いて、なんと読むでしょうか?
「鉢巻」読み方のヒントは?
「鉢」というと植木鉢の鉢を思い出してしまいますが、実は頭にも「鉢」があります。
頭の上の方の両サイドの事で、この鉢が張っている(大きい)と頭全体が大きく見える上にヘアスタイルが決まらず、絶壁と同じくらい厄介な部分でもあります。
この頭の鉢の部分に細長い布を巻き付けたのが「鉢巻」です。
運動会などでクラスごとに違う色の鉢巻を付けて、リレーや競技に出たことはないでしょうか?
応援団やお祭り、受験の時に「必勝!」と書いた鉢巻を締めたり。
精神統一や気合向上といった効果があります。
「鉢巻」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、読み方はわかりましたか?
「鉢巻」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はちまき」
です!
ねじって巻いたものを「ねじり鉢巻き」なんて言いますね。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「怯懦」
「怯懦」の読み方をご存じでしょうか?
字面から「ほうじゅ」と読んでしまいそうになりますが、もちろん違います。
二文字とも見たことがある漢字なのに、読みにくい熟語ですね。
漢字検定1級レベルの難問です!
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「怯懦」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 気が弱い人のことです
- 彼は良い人なんだけど怯懦な性格が弱点だね
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「怯懦」の読み方!正解は!?
正解は「きょうだ」です!
日常であまり登場しない言葉なので、難問でしたね。
「怯懦(きょうだ)」とは、気が弱かったり臆病だったりして、頼りない性格のことをいいます。
以下は「怯懦」を使った例文です。
- 状況が不利になったらすぐに逃げ帰るのは、怯懦な人間だ
- 捕虜たちは、怯懦な目つきで空を見ていた
- 怯懦な性格を何とかしないと、独立できない
怯懦の類義語には「腰抜け」「臆病」「怯弱」「小胆」などがあります。
最後はこの漢字!「蜷」
虫へんのつく漢字は様々ありますよね。
「蝶(ちょう)」や「蚊(か)」、「蟋蟀(こおろぎ)」や「蜘蛛(くも)」など、数多くの虫の名前に「虫へん」が付いているのは皆さんご存知でしょう。
ただ、今回の問題である「蜷」は、実は虫ではない生き物の名前を表す漢字なんです。
何と読む生き物なんでしょう。
さっそく探っていきましょう!
「蜷」の読み方のヒントは・・・?
「蜷」は、「虫へん」プラス「巻」の旧字体である「卷」からなる漢字です。
ヒントはずばり、巻いている形の生物です!
虫へんがつくものの、虫とは限らないのでご注意を。
例えば「蛸(たこ)」や「蝙蝠(こうもり)」、「牡蠣(かき)」など、虫以外の生物にも虫へんは使われているのです。
「蜷」の読み方は、ひらがなで「〇〇」の2文字です。
巻いている形の生物「〇〇」、分かりましたか?
「蜷」の読み方の答えは・・・
正解は、「にな」でした!
「蜷(にな)」は、淡水にすむ巻貝の総称です。
体長は5㎝ほどで、やや赤みを帯びているのが特徴の貝です。
ちなみにこの「蜷」は、苗字にも使われる漢字です。
「蜷川(にながわ)幸雄」さんや「蜷川(にながわ)実花」さんは特に有名ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!