今回のお題は「且つ」「黠い」「糸魚」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「且つ」
「且つ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
多分、書くことはあまりありません。
でも、見たことはあると思いますし、口に出したこともあると思います。
「目」の漢字によく似ていますが、「目」ではありません。「且」です!
さて、「且つ」と書いて、なんと読むでしょうか?
「且つ」読み方のヒントは?
「且つ」は、ふたつの事が並行して行われる事を指しています。
もしくは、ある事柄が進行していてそこに加わる事です。
分かりやすく言うと、
「学年一モテる彼は、頭がよく、且つ運動神経もよく、且つ性格もいい」
のような、〇〇な上に△△、更に□□。のような表現をしたい時に使います。
他にも
「子供はよく遊び、且つよく学ぶ」
それだけじゃない、これもしていると強調する時に「且つ」を入れます。
文面にする時には平仮名で書くとわかりにくいので、「且つ」と漢字で書くと思います。
読んだことはあると思いますが、書いたことはありますか?
「且つ」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇つ」です。
さて、もうわかりましたか?
「且つ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かつ」
です!
さらに強調したい時は「尚且つ」と使う時もあります。
使いこなせると知的に見えますので、是非使ってみましょう。
2問目はこの漢字!「黠い」
「黠い」を何と読みますか?
この漢字、現代ではほぼ使われません。
初めて見る人が多いのでは?
読めたらすごい!
「黠い」の読み方のヒントは?
1.「黠い」をひらがなにすると6文字になります。
2.「黠い」の対義語には、「バカ正直」「愚直」「要領が悪い」などがあります。
3.「あの子は少し黠いところがありますからね」のように使います。
正解は…
正解は「わるがしこい」でした!
一般的には「悪賢い」と書きますね。
「黠」の音読みは「カツ」、訓読みは「黠い(わるがしこい・さとい)」「黠しい(さかしい)」、漢検1級、18画の漢字です。
「黠」は「黒」と「吉」の組み合わせです。
「黠」を用いた日本語
昔の日本文学では、いろいろな読み方で「黠」が用いられていました。いくつか紹介しましょう。
『男の狡黠い(わるごすい)態度も蔑視まれたが』徳田秋声「あらくれ」より引用
『そのあまりに、狡黠(ずる)くって、不真面目で』夏目漱石「それから」より引用
『と考えて、狡黠(こうかつ)には相違無いが、』幸田露伴「蒲生氏郷」より引用
また、熟語には以下のようなものがあります。
黠慧(かっけい):悪知恵が働く、こざかしい
黠奴(かつど):黠い奴のこと
黠虜(かつりょ):黠い野蛮人
最後はこの漢字!「糸魚」
魚の名前の難読漢字クイズです!
「糸魚」、読めますか?
「いとさかな」か「いとうお」だろうと思ったあなたは・・・残念。
実は意外過ぎる読み方なんです。
早速見ていきましょう。
「糸魚」の読み方のヒントは・・・?
ヒントはずばり、「糸魚」の読み方をお教えします。
ひらがなで「いと〇」の3文字です!
「糸魚」の「糸」はそのまま、「いと」と読むのですね。
問題は、「魚」を1文字で何と読むのか・・・
考えてみてください!
「糸魚」の読み方の答えは・・・
正解は、「いとよ」でした!
「糸魚(いとよ)」は、トビウオ科の魚です。
体長は8㎝ほどで、背中に3つ、お腹に1本のとげがあるのが特徴です。
産卵期には雄が糸のような粘液を出して水草をまとめ、水草の根のあたりに巣を作ります。
ちなみに新潟県の地名に「糸魚川市」があるのはご存知でしょうか。
この「糸魚川市」、「いとよがわ市」ではないんです!
「糸魚川」と書いて「いといがわ」と読むんです。
ただ、いくつかある由来の中の1つに、「市内の川に糸魚が多く棲んでいたから」と言う説が存在します。
糸魚川市の市章もトゲが3本生えているようなデザインなんですよ。
チェックしてみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!