漢字読み講座

「如何程」「施行」「巨細」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「如何程」「施行」「巨細」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「如何程」

「如何程」の読み方をご存じでしょうか?

「如何」の読み方を知っている方なら、想像がつくかもしれませんね。

ちなみに「程」は一般的な読み方でOKです。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「如何程」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 「どれくらいなのか」という疑問を示す言葉です
  3. 「どれくらい多いんだろう」のように量や程度が多いという意味で使う場合も

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「如何程」の読み方!正解は!?

正解は「いかほど」です!

「如何程(いかほど)」には、ヒントで示したように、2通りの使い方があります。

  • どれくらいなのかという疑問を示す
    例)「如何程ご入用ですか?」「如何程食べられますか?」
  • 量や程度が多いという意味で使う
    例)「ご苦労は如何程であったことでしょう」「ご家族の悲しみは如何程かと思われます」

また、如何程の類義語には「どのくらい」「どれほど」「いかばかり」「どんなに」などがあります。

2問目はこの漢字!「施行」

「施行」の読み方をご存じでしょうか?

「せぎょう」と読む場合もありますが、今回は一般的な読み方でお答えください。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「施行」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
  2. 計画を実行に移すことをいいます
  3. 「施工」の読み方と混同されやすい

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「施行」の読み方!正解は!?

正解は「しこう」です!

「施行(しこう)」は「せこう」と読まれる場合も多いのですが、一般には「しこう」が正しいとされています。

また、NHKでも「しこう」という読みで統一されています。

「せこう」と誤読されることが多いのは、ヒントにもしめしたように「施工(せこう)」と混同されやすいからです。

施行とは「計画が実行に移されること」や「交布された法令の効力を実際に発生させること」をいいます。

また、功徳を積むために貧しい人や僧侶にほどこしをすることを「施行(せぎょう)」と呼ぶ場合もあります。

最後はこの漢字!「巨細」

「巨細」の読み方をご存じでしょうか?

そのまま「きょさい」と読んでも間違いではありませんが、一般的には違った読み方が存在します。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「巨細」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 意味は「大きなことと小さなこと」
  3. 「巨細なく申し立てる」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「巨細」の読み方!正解は!?

正解は「こさい」です!

「巨細(こさい)」とは、ヒントで示したように「大きなことと小さなこと」「細かく詳しいことやそのさま」という意味。

「巨」という字は一般に「巨人(きょじん)」「巨大(きょだい)」「巨額(きょがく)」のように、「きょ」と読まれることがほとんど。

「巨細(こさい)」のように「こ」と読むのはかなりの難読だといえますね。

巨細の類義語には「細大」「大小」「明細」「子細」などがありますが、それぞれ少しずつ意味が異なるため、注意が必要です。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!