漢字読み講座

難読漢字クイズです!「主税町」「生琉里町」「左沢」の3文字、全て難読地名ですが何問クリアできますか?

難読漢字クイズです!

「主税町」

「生琉里町」

「左沢」

の3文字、

全て難読地名ですが、あなたは何問クリアできますか?

さっそく行きましょう!

難読漢字第1問、「主税町」

「主税町」という町名は、京都府京都市・長野県飯田市・愛知県名古屋市にあるのですが、今回は愛知県名古屋市にある「主税町」が問題です。

「しゅぜいちょう」と読みたくなってしまいますが・・・残念ながら違います!

何と読むのか、さっそく見ていきましょう!

「主税町」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです。

主税町は明治初年に正式に成立した町ですが、その前までは「主税町」と同じ読み方で「千柄町」とも呼ばれていました。

正解の読み方に近いのは、「主税町」より「千柄町」の方ですよ。

もう1つヒントです!

読み方はひらがなで「ち〇〇まち」の5文字です。

もう、分かりましたよね?

「主税町」の読み方の答えは・・・

正解は、「ちからまち」でした!

「主税町」の名前は、名古屋城築城に当たって街ごと引っ越しをした際に、その街に初めて住んだ人物「野呂瀬主税(のろせちから)」だったことに由来しているんです。

主税町には堀美術館やカトリック主税町教会などがあります。

何となく漢字だけ見ると税金に関係ある町のように思えてしまいますが、東税務署があるのは偶然なんですよ!

難読漢字第2問、「生琉里町」

難読町名のクイズです!

「生琉里町」は、奈良県奈良市にある町の名前なんですが・・・

きりゅうさとまち」?

せいりゅうりちょう」?

・・・残念ながらどれも不正解です。

何という町名なのか、さっそく見ていきましょう!

「生琉里町」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

「生琉里町」の読み方は、ひらがなで「〇〇〇〇ちょう」です。

問題は「生琉里」の読み方ですが・・・誰にもあって、離れていても心にいつもある場所のことを指す言葉です。

自分の生まれ故郷、と言い替えられます。

小学校でも、「うさぎ追いしかの山~♪」という歌い出しの「〇〇〇〇」という歌を習ったはずですよ。

もう、分かりましたよね?

「生琉里町」の読み方の答えは・・・

正解は、「ふるさとちょう」でした!

かつて満州国に日本からの移民を募り集落を作った際に「生琉里(ふるさと)」という名前が付けられました。

終戦後、満州から日本へ帰国した「生琉里(ふるさと)」の集落の人々の多くが奈良県に住み「生琉里町(ふるさとちょう)」を形成したことからこのような名前になったそうです。

同じように満州の「生琉里(ふるさと)」から帰国し三重県でも「生琉里町(ふるさとちょう)」を形成した人々もいたため、三重県にも同じ町名の町があるんですよ。

難読漢字第3問、「左沢」

日本にはさまざまな難読地名があるものです。

今回の問題、山形県の「左沢」もその一つ!

ひだりさわ」としか読めない気もしますよね。

それとも「さざわ」?

それも違います。

「JR左沢駅」は鉄道マニアの中でも有名な難読駅名なんですって!

何と読むのかさっそく見ていきましょう!

「左沢」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです。

「左沢」の読み方の由来はいくつもあって、どれが正しいものかは分かっていません。

そのうちの1つをヒントにします。

江戸時代、領主が高台に上って西方を眺めた時に最上川を境界にして右の領地を「こちらの沢」、左の領地を「あちらの沢」と呼んだそうです。

そして「あちらの沢」が「左沢」の読み方のもとになっているんですよ。

もう、分かりましたよね?

「左沢」の読み方の答えは・・・

正解は、「あてらさわ」でした!

「あちらの沢」から「左沢(あてらさわ)」と言われるようになったという訳なんですね。

その他にも「アテの木」という植物が語源になっているという説や、アイヌ語が関係しているという説もあるんだそうです。

左沢(あてらさわ)は、「日本遊歩百選」にも選ばれたことのある楯山公園が有名な地なんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!