僕は食事後に偏頭痛を発症する確率が非常に高く、特に豚肉などを食べたあとに偏頭痛が起こることが最近増えていました。
これってもしかしてアレルギーだったりするのか?と思い、今回遅延型アレルギーテストを受けてきました。
アレルギー検査の結果や、遅延型アレルギーと即時型アレルギーの違いなど、それぞれ詳しく解説していきます。
「アレルギーテスト受けてみたいけど良くわからないな~」という方の少しでも参考になれば嬉しいです!
目次
即時型アレルギーテストと遅延型アレルギーテストの違い
即時型アレルギー | 遅延型アレルギー | |
検査抗体 | IgE | IgG |
保険適用 | あり | なし |
検査項目数 | 最大39項目(追加できる場合あり) | 最大219個 |
料金 | 6,000~7000円前後(保険適用) | 40,000円前後(保険適用外) |
アレルギーテストは、「即時型アレルギー(IgE抗体)」と「遅延型アレルギー(IgG抗体)」の2種類に分けられます。簡単に解説しておきます。
即時型アレルギー(IgE抗体)
「即時型アレルギー」は、食べてすぐにアレルギー反応が現れるものを調べる検査です。「IgE」という抗体の反応をチェックするテストです。
病院で保険適用で受けるのはこちらの即時型アレルギー検査で、「View39」という検査を行っている医院が多いです。
小麦や牛乳やエビカニなど、基本的な39項目の検査ができ、厚生労働省も認めているものになります。
費用は3割負担で6,000~7,000円前後で受けられる医院が多い印象です。
遅延型アレルギー(IgG抗体)
「遅延型アレルギー」は、食べてから数時間~数日後に反応が現れると言われています。
調べるのは「IgG」という抗体で、最大で219項目を調べることが可能です。
今回僕が受けたのはこちらの「遅延型アレルギー検査」なのですが、保険が効かないため4万円前後となかなか高額です。
僕が遅延型アレルギー検査を受けた理由
僕が遅延型アレルギー検査を受けた一番の理由は、食事をした後に食べたものによって偏頭痛が頻繁に起こっていたからです。
最近では冷たいそばや、豚ブロック肉を食べた後はほぼ100%お腹が張って偏頭痛が起こっていました。(そしてレルパックスという偏頭痛薬がないとかなり辛い状況に。。。)
原因のひとつとして「これってもしかして食物アレルギーなのでは?」と思い立って検査を受けてみようと考えたのです。
遅延型アレルギー検査は嘘?信憑性について解説
遅延型アレルギー(IgG)に関しては、正直なところ医学的根拠が乏しいのではないかという説もあります。
日本アレルギー学会には根拠が認められておらず、医師によっては否定的な意見の人もいます。
それでも今回僕が遅延型アレルギーを受けたのは、健康に関して非常に知見のある「高城剛」さんが著書の中で「遅延型アレルギー」に関して下記のように言及していたからです。
IgG検査と呼ばれる遅延フードアレルギー検査は、いままでのアレルギーの概念を大きく覆えすものですので、既存のアレルギー関係者の多くは拒否反応を示すでしょう。
なにしろ、8時間から48時間後に遅延してアレルギーが出るというもので、いままでの自分たちの研究や権威を脅かしますから。
また、検査会社もいくつもありまして、なかには精度が低いラボもあるのも確かです。僕のおすすめは「USバイオテック社」で、いくつか受けた中では、ここが精度が高いと思います。
どちらにしろ、検体はすべて海外へと送られますので、価格は言い値です。現在は、3万円前後で提供しているクリニックが、一般的だと思います。
ちなみに、周囲に10人以上遅延フードアレルギー検査をすすめ、問題の食物を絶ったところ、全員なんらかの改善が見られました。僕は時差ボケや睡眠不足の際の偏頭痛が皆無になりました。
原因は、卵(餌による問題)だったのです。もし、気になるようなら、受ける前に卵と乳製品を完全に1ヶ月間やめてみるといいでしょう。日本人に多い遅延フードアレルギーの品目です。
引用:高城剛.赤本(Kindleの位置No.878-888).高城未来研究所.Kindle版.
簡単にまとめると、
- IgG検査はこれまでの概念と大きく異なるので既存のアレルギー関係者は拒否反応を示す
- 会社によって精度が異なるが、「USバイオテック社」が精度が高かった
- 実際に周囲の10人以上にすすめたが、全員何らかの改善があった
とのことです。
つまり、IgG検査(遅延型アレルギー検査)によって体調不良を改善できる可能性はあり、せっかくならこの機会に受けてみて偏頭痛などを改善できるか試してみようと思い立ったわけです。
精度が比較的高い遅延型アレルギーの検査会社について調べました
遅延型アレルギー(IgG)検査にはいくつか会社があるのですが、上記で記載した通り高城剛さんが複数社試した中で精度が高いのは「USバイオテック社」とのことでした。
で、せっかくなら僕もUSバイオテック社の検査を受けてみようと思い、遅延型アレルギー検査を行っている病院に何件か電話して「そちらでやっている遅延型アレルギー検査ってどこの会社のものですか?」と聞いてみました。
すると、「アンブロシアです」という回答をいくつか頂き、「USバイオテック」と言われたところは1件もありませんでした。もしかして日本じゃもう受けられないのか?と思い・・・
そこで、ネットで調べたところ、なんとアンブロシアは日本代理店の名前で、アンブロシアが実施しているアレルギーテストこそ「USバイオテック社」のものだということが分かりました。
つまり、アンブロシア=USバイオテックということでした。これでひと安心です。
そのため、もし遅延型アレルギー検査を受ける場合、電話で先に「アンブロシア社の検査でしょうか?」と聞くことをおすすめします。
ちなみに、Amazonでも買えます。リンク下記に貼っておきますね。
遅延型アレルギーテストを実際に受けてきました
上記にも書いた通り、実はamazonでもほぼ同じ値段で買えるのですが、指先を切って血液を採取する必要があり、僕は絶対無理だな・・・と感じたので病院で採血してもらいました。
医院によって料金は異なりますが、amazonでの販売価格が4万円前後であれば病院で受けてもほぼ料金は同じです。
今回は医院で受けたのですが、最初の来院で採血&2週間後に再来して結果を聞くという形でした。
料金はアレルギーテストの43,200円のみで、結果を聞きに行く2回目の来院は無料でした。このあたりは医院によって差があるかもしれないので電話での確認をおすすめします。
遅延型アレルギー検査を受けてきた
今回、いくつか電話した中で「デンタルクリニックピュア恵比寿」さんが「アンブロシア(=USバイオテック社)」のアレルギーテストを行っていたので、こちらでやらせて頂きました。
電話で「取材しても大丈夫でしょうか?」と伺ったところとても優しく快諾して頂けて助かりました。(他の医院では「取材はちょっと・・・」とお断りされてしまいました)
看護師さんもサクッと採血してくれて即効で終わりました。2週間程度で結果がわかることのことで、この日はそのまま次の予約をして帰りました。
遅延型アレルギー検査の結果
というわけで2週間後に再来院しました。
先生に結果を見せて頂きます。果たして結果は・・・!??
ん・・・?
牛乳が振り切っている・・・!
数値が100超えて突き破っていました。
グリアジン(グルテン)もぼちぼち出ていますね。
グルテンは最近では有名になった、小麦のタンパク質です。
豆類もぼちぼちありました。
総合してみると、牛乳・グルテン・卵白が最高値でした。
今日から控える生活を行いたいと思います。。。
今回アレルギーテストを受けた医院
今回は、恵比寿にある「デンタルクリニック ピュア恵比寿」さんでアレルギーテストを受けました。
最初に選んだ理由は職場から近いのと写真OKで取材させて頂けるからだったのですが、実際行ってみるとスタッフさんはみんな笑顔で気さくでとても良い医院でした。
院長の佐藤全純先生も大変優しく、芸能人やモデルさんの歯を担当されているようでした。院内に陣内さんなど沢山の方のサインがありました。。。すごい。
とても優しく取材させて頂いたのでここで感謝をお伝えしたいのと、アレルギーテストだけでなく歯科医院としてクオリティの高い施術を行われているようなので気になる方は足を運んでみて下さい。
遅延型アレルギー検査(IgG)を受けてみてまとめ
- 遅延型アレルギーテストと即時型アレルギーテストは異なる
- 今回、偏頭痛の原因をアレルギーと疑い受けてみて、卵を減らしたら偏頭痛が減った可能性あり?
- 高城剛氏によるとUSバイオテック社(=アンブロシア社)が最も信憑性が高い
- Amazonで自分でも買えるが、採血が無理な人は病院でも値段変わらないのでおすすめ
- 即時型アレルギーも受けて比べてみるのが面白そう
遅延型アレルギー検査についてざっくりまとめると上記のようになります。
受けてみて卵が特にMAXになっていたので、しばらく控えてみようと思います。
Amazonで自分で買うこともできるのですが、指を切って採血するのは相当勇気いると思いますね。。。
ちなみにアマゾンの口コミでも「指を自分で切って血を取るのがマジで無理でした」みたいな口コミもあり、僕は病院をおすすめします。
それでも「自分でもわりといけそう」という方のために一応リンク貼っておきます。
ちなみにアレルギーテストを受けて1ヶ月経った現在の経過報告
ちなみにこの記事を書いている間に、アレルギーテストを受けてからちょうど1ヶ月ほど経ってしまったので経過報告をしておきます。
卵白と牛乳が振り切っていたので、ひとまずかなり断ちました。本当は100%断ったほうが良い説もありますが、、、
小麦は正直厳しいですね。パスタとか普通に食べてますw
ただ、このおかげか分からないのですが、現状で偏頭痛の発症率が激減はしています。
前は週に1回~2回は偏頭痛がありましたが、今はほぼ起きていません。
しかし、これも仕事を座りからスタンディングに変えたりと他の要素もあると思うので、一概にアレルギー物質を断ったから改善したとは断言はできないのが正直なところです。
ただ、実際こうやって遅延型アレルギーテストを受けてみてどんな遅延型アレルギーがあるのかを知れて面白いですし、食事に関してより気を使うようになりました。
原因がよくわからない体調不良がある方は一度受けてみるのも一興だと思います。少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
また、遅延型アレルギーとは別に、保険適用の即時型アレルギーテストも多くの病院で行われています。僕はこちらも併せて受けようと考えており、また追って記事にさせて頂きますね。
最後までお読み頂きありがとうございます!