今日の難読漢字は
「杜撰」
「適宜」
「所以」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「杜撰」!
「杜撰」の1文字目は「会社」の「社」に似ていますが、こちらは「木へん」なので「社」とは違います。
さらに、2文字目は「選ぶ」という字に非常によく似ていますね・・・。
どちらもメジャーな漢字に似ているもの同士、音読みにすれば「しゃせん」が筆頭に上がりそうです。
ちなみに、2文字目の「撰」ですが、「選ぶ」という字に似ているということで、ずばり読み方も「せん」とも読めますし、訓読みも同じ「えらぶ」なんです。
じゃあ、やっぱり「杜撰」は「しゃせん」??
「杜撰」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
「杜」は「ず」と読みます。
「杜撰」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ずさん」です!
「杜撰」とは、「物事を行う上でいい加減である様子」という意味です。
「適当」と言った方が早いかもしれませんが、用法としては「杜撰な工事の結果、欠陥住宅になった」等です。
語源は、古来中国に「杜」という詩人がいて、歌を作る行為を「撰」と呼んでいたことから、「杜撰」。この「杜」という人が作った歌はかなり適当だったという逸話があることに由来しているそうです。
曲を作るとき、いろんな歌のフレーズや曲の一部を切り取ってつなぎ合わせてもそれなりに聞ける曲になることがありますが、まさに「杜撰」ということなんでしょうね・・・。
次の難読漢字は「適宜」!
「適宜」という言葉は、日常生活でも使いますし、テレビでもよく耳にする言葉です。
漢字としてもよく見ているはずなのに、いざ正しい読み方は?と聞かれると答えに窮してしまう「適宜」。
これは常識問題でもありますので、知らないと少し恥ずかしいかも・・・。
あ、ちなみに「てきせん」と読んでしまった方は不正解なので、ヒントを見ながら正しい読み方を覚えてくださいね!!
「適宜」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
「てきせん」は間違いです。
「適宜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「てきぎ」です!
「適宜」とは、「ほどよく」や「その時々の状況に合わせて」という副詞になります。
のらりくらり、と言えば軽くなってしまいますが、その時々の状況に応じて臨機応変に対応できる様は、まさに百戦錬磨の猛者に相応しい、カッコいい言葉でもあります。
ですが、実際に日常生活で使われている例をみると、「適宜、休憩してください」や「ホームページに適宜情報を掲載する」などというものが多く、「自分の能力でどんな荒波も乗り越える」ような意図は感じられないのも事実です。
こういう時でも、「適宜」自分の頭を柔らかくして、多面的に考えましょう!
最後の難読漢字は「所以」!
「しょい」と読める「所以」。
または、「ところい」とも読めそうですね。
2文字の漢字はどちらも簡単な漢字なのに、読み方はかなり難しい・・・。
さらに意味を含めて質問されてしまうと、もうお手上げ状態ですよね。
「所以」がこんなに難しい「所以」なんて、はっきり言って分かりません!
「所以」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
通常はもっと簡単な他の言葉を使います。
「所以」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゆえん」です!
「所以」とは、「理由」と同義語になる言葉ですが、普段はあまり使いませんね。
また、他の漢字でもよく登場する「由縁」がありますが、こちらは「 因縁」や「ゆかり」といった意味合いが強く、風習や伝承などを表すときに使われます。
似ている漢字や言葉がありますが、その「所以」をしっかり見定めて言葉を使えるようになるとカッコいい大人の仲間入りですね!