今回は「惜敗」「沐浴」「遖」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「惜敗」
「惜敗」の読み方をご存知でしょうか?
まさか「ざんぱい」と読んでいませんよね?
「ざんぱい」は「惨敗」と書くので、間違えないように注意しましょう。
それでは「惜敗」は何と読むか、あなたにはわかりますか?
「惜敗」の読み方のヒントはこちら
- 「惜」の読み方が同じ熟語は「惜別」「哀惜」など
- 「敗」の読み方は「はい」
- 意味は試合などにわずかな差で負けること
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「惜敗」の読み方!正解は…!?
正解は「せきはい」です!
冒頭でお伝えしたように「惨敗」と間違えやすいのですが、惨敗は試合などで大差で負けることをいいます。
惜敗はわずかな差なので、意味が異なりますね。
「惜」と「敗」のどちらも簡単な漢字なのに、熟語になると読めない人が多かったかも知れません。
ちなみに「別れをおしむ」という意味の「惜別(せきべつ)」は、森山直太朗さんの「さくら」で使われているので、ご存知の方も多いでしょう。
2問目はこの漢字!「沐浴」
「沐浴」の読み方をご存知でしょうか?
「りんよく」ではありませんよ。
木が2つで「林」ですが「沐」はさんずい編に「木」です。
さて、あなたには読むことができますか?
「沐浴」の読み方のヒントはこちら!
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 赤ちゃんをお風呂に入れること
- 「恩恵を受ける」という意味もあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「沐浴」の読み方!正解は…!?
正解は「もくよく」です!
赤ちゃんをお風呂に入れることを「沐浴(もくよく)」といいますが、沐浴と呼べるのはベビーバスなどを使う場合だけ。
浴槽に入れる場合は、沐浴ではなく入浴と呼びます。
また、沐浴には宗教的な意味合いもあり、宗教的儀礼として水で体を洗い清めることも「沐浴」です。
さらに、水や湯に浸かること以外に「恩恵を受ける」といった意味も。
ちなみに、沐浴の「沐」は髪を洗うこと、「浴」は身体を洗うことを指しています。
ちょっとした豆知識として覚えておくといいかも。
最後はこの漢字!「遖」
「遖」の読み方をご存知でしょうか?
南という字がついていますが「なん」ではありません。
楠という字にも似ていますが「くす」とも違いますよ。
初めて見る人が多いかも知れない漢字ですが、あなたには読むことができますか?
「遖」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- りっぱな行動や成果を褒める時に使う言葉です
- 殿様のセリフ「〇〇〇〇じゃ!褒美をつかわす」
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「遖」の読み方!正解は…!?
正解は「あっぱれ」です!
国字(こくじ)という言葉を聞いたことがありますか?
国字とは、日本で作られた漢字をいい「遖」も国字の1つです。
多くの国字には音読みがなく「遖」という字の読み方も訓読みの「あっぱれ」だけで、音読みは存在しません。
また、「天晴」や「天晴れ」と書いても、「あっぱれ」と読むことができます。
「遖」という字は、南方面へ行くと天が光輝いているという意味です。
「天晴れ」の意味を一字で表したのが、「遖」なのですね。