今日の難読漢字は
「大蒜」
「捻子」
「剪刀」
「聖林」
「洋琴」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「大蒜」
「蒜」は、漢字一文字で「ノビル」と読みます。
そもそも、「ノビル」って知っていますか?
都会にお住まいの方は知らないかと思いますが、「ノビル」は土手などの草っぱらに自生している野草で食べる事もできる植物です。
この「ノビル」に「大」の字を加えて「大蒜」。
難しいような簡単なような、どちらともとれる漢字ですが、いったい何と読むのでしょうか?
「大蒜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① イタリアンには必須の食品です。
ヒント➁ これを多く食べると翌朝には大変なことになりますよ・・・
ヒント③ ドラキュラが苦手なものとして有名です。
「大蒜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ニンニク」です!
大蒜は、小さな玉ねぎみたいな形状をしていることから分かる通り、ネギ属の多年草です。
その独特な香りは、食べれば誰もが「あ、あの人ニンニク食べたな・・・」と分かるくらい強く、その栄養の高さから滋養強壮として食されることも多いですね。
イタリアンなどでは必須の大蒜ですが、球根以外にも茎の部分は「大蒜の芽」としてこちらも多様な料理に使われるなど、どの部分をとっても美味しく、また栄養価の高い野菜としても有名ですよね。
個人的には大蒜の臭いって大好きなんですが、他人が食べた後の口から臭うあのニンニク臭の嫌悪感はいったい何でしょうね・・・
一度でいいから臭いを気にせずお皿一杯の大蒜を食べてみたいっ!!
2つ目の漢字は「捻子」
初めてこの漢字を見たとき、「捻くれた子ども」って思春期か!と一人ツッコミを入れてしまいました。
ずばり、単純に「捻くれた子」と書く「捻子」。
もちろん「ねんこ」や「ねこ」とは読みませんよ!
さあ、この思春期まっさかりな「捻くれた子」、いったい何と読むのでしょうか。
「捻子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① カタカナまたは平仮名で「〇〇」の2文字です。
ヒント② 子どもや何かの動物ではありません。
ヒント③ 何かを木材で作るときには必須の道具です。
「捻子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ネジ」です!
確かに「ネジ」は捻りますが、「子」っていうイメージはないですね。
よく使われる漢字としては他にも「螺子」がありますが、通常はカタカナで「ネジ」の方が多いと思います。
これは、フランス語で「ぶどうの蔓」という意味の「vitis」が語源と言われているためですね。
ちなみに皆さんご存じ、あのレオナルド・ダ・ヴィンチもこの「捻子」からインスピレーションを受けてたくさんの発明をしているんですが、何か分かりますか?
「捻子」はらせん状に切り込みが入っていることから、グイグイ下にめり込んでいく形をしていますが、何とこれを「上向きに、しかも木ではなく空気に」めり込ませたら?という、何とも常人では思いつかない発想をしてしまうんです!
これが、いわゆる「ヘリコプター」の原形のようなものになるんですが、「捻子」から「ヘリコプター」に行きつくなんて、凄すぎます・・・。
3つ目の漢字は「剪刀」
「剪」という一文字では、「せん」や「ほろぼす」なんて恐ろしい意味のある漢字ですが、これに「刀」が加わってしまうと、むしろ怖いですね・・・。
植木などを「剪定する」というときにも使われる漢字であることから、盆栽などが趣味のお父さんやおじいちゃんには簡単な問題かもしれませんが、「剪刀」は何と読むでしょうか?
ヒントをみながら考えていきましょう!
「剪刀」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「剪」の一文字だけでも同じ読み方ができます。
ヒント➁ カタカナまたは平仮名で「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ チョキチョキ、あの文房具です。
「剪刀」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ハサミ」です!
読み方が分かれば何となくそんなものかな、という気がしますが、文房具の「剪刀」は「ハサミ」というイメージで、盆栽など植木に使うものはそのままこの漢字の「剪刀」という感じがしますね。
物を切る、紙を切る道具としてとても便利な道具のハサミですが、その歴史は紀元前10世紀頃まで遡ります。
すでに古代ギリシアでは羊の毛の収穫にはハサミが使われていたそうで、二つの刃で挟んで切る仕組みがそんな昔からあったなんて驚きですね。
4つ目の漢字は「聖林」
これはそのまま「せいりん」や「しょうりん」ではありません。
読み方としては、当て字ではあるんですが、音読みでも訓読みでもなく・・・。
それでも、この読み方に対してこの漢字を当てた方のセンスの良さを感じます。
ヒントを参考に、センスの良い「聖林」の読み方を考えていきましょう!
「聖林」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① カタカナで「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント➁ 「聖」は英語で「ホーリー」です。「林」は・・・?
ヒント③ 映画で有名なあの地名です。
「聖林」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ハリウッド」です!
言わずと知れたハリウッドは、映画の聖地とも言えるべき場所ですね。
この「ハリウッド」は、英語で書くと「ホーリー・ウッド」。
「聖」は英語で「ホーリー」、「林」は英語で「ウッド」・・・? ってあれ?
そう、「林」ではなく「森」の方が完璧だったのに・・・と思ったのは私だけでないはずwww
それでも、英語に訳してそれを漢字に当てるなんて、すごく頓智のある漢字ですね。
ハリウッドといえば、今でこそ映画の聖地となっていますが、当時のアメリカでは反対側の東海岸が経済の中心地。当時の映画は、カメラのレンズやフィルムの感度の問題から屋外のような明るい場所でしか撮影ができなかったこともあって、次第に撮影場所が西にずれていき、映画撮影を行うに十分な明るさを確保しやすい地中海性気候の西海岸側に移っていった、そんな歴史がある場所なんです。
夢は大きく、「聖林スター」ですね!
5つ目の漢字は「洋琴」
西洋の「洋」に「琴」。パッと見ただけでも何かの楽器ということが分かりますね。
しかも、「琴」というからには「弦楽器」と予想しますが、どうでしょうか?
それではヒントを見ながら「洋琴」の読み方を考えていきましょう!
「洋琴」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 字の通り、カタカナで表記する楽器です。
ヒント② 色は、黒と白で構成されています。
ヒント③ ベートーベン、モーツアルト、バッハなど。誰もが使う楽器です。
「洋琴」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ピアノ」です!
ピアノは、黒と白の鍵盤88個から成る、「鍵盤打(弦)楽器」です。
打楽器といっても、ピアノの本体の中には「弦」があって、その「弦」を鍵盤→ハンマーで弦を叩いて音を鳴らしているので、弦楽器ともいえなくもないですね。
楽器のとしてはかなり大型の部類になりますが、出せる音域は低音から高音まで非常に広く、オーケストラの全音域よりも広いのが特徴です。また、鍵盤の叩き方一つで音色も変えることができるし、一人だけで10個の音まで同時に出せる、まさにパーフェクトな楽器。
有名な音楽家であればもちろんのこと、音楽人であればピアノが弾けることは当然のごとく、皆さんピアノに親しんでいますよね。
ちなみに、ピアノの正式名称は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」といい、意味は「強い音も弱い音も出せるチェンバロ」。
音楽用語で「ピアノ」は弱く、「フォルテ」は強く、といった意味があり、「ピアノ」はその略語になりますが、その正式名称だけを見ても、凄さが伝わってきます!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!