古代の神々に対する恐怖の念や、雲の上の存在の人に対して使う言葉に「畏怖(いふ)」というものがありますが、その「畏」に送り仮名がついたのが今回のテーマです。
昔の日本では、小さい子がトイレトレーニングをするものといえば「おまる」でしたが、「畏まる」は「いまる」とは読みません!
意味としては、「畏怖」に遠からず近からず、といったものなのであまりヒントにはなりませんが、「距離感」はヒントになりそうです。
さあ、「畏まる」はどのくらい「離れている」!?
「畏まる」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇まる」の5文字です。
ヒント➁ 正装が必要な場所、厳かな場所、目上の人の前ではこうしましょう。
ヒント③ 最初の文字は「か」です。
「畏まる」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かしこまる」です!
「畏まる」とは、「身分の高い人」や「目上の人」に対して敬う気持ちをもって「慎む態度をとる」ことです。
結婚の挨拶の際、相手のご両親の家に行くときはスーツや清楚な恰好をすると思いますが(え?それは古いって??)、そういう場面を「畏まる」なんて言い方をしますね。
失礼のないように、普段の言動とは違って丁寧に接したり、正座をして座ったりするのも「畏まる」と表現します。
ビジネス言葉でも「恐れ入ります」という言葉があるように、そういった言動の一つ一つに奥ゆかしさがあるのが日本の良いところですね!
出典:コトバンク
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