今回は「帆走」「建端」「端金」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「帆走」
今回の問題は「帆走」です。
「帆掛け船(ほかけぶね)」の「帆(ほ)」ですが、「ほそう」と読むのは間違いです。
では何と読めばよいのか、あなたにはわかりますか?
「帆走」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は、船が帆を張って風の力で航行すること
- 「広大な太平洋を船が帆走していく」のように使います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「帆走」の読み方!正解は!?
正解は「はんそう」です!
「帆」の字には、訓読みで「ほ」と読む場合と、音読みで「はん」と読む場合があり、主な使い方は以下の通りです。
- 「ほ」と読む言葉:「帆立て貝(ほたてがい)」「帆綱(ほづな)」「白帆(しらほ)」など
- 「はん」と読む言葉:「帆布(はんぷ)」「帰帆(きはん)」「帆船(はんせん)」など
「帆走(はんそう)」には、船が海上を進むという意味の他に、動力を使わずに風や大気による浮力を利用して、飛行機などが飛行することを指していう場合もあります。
2問目はこの漢字!「建端」
今回の問題は「建端」の読み方です。
小学校で習うレベルの漢字しか使われていませんが、熟語としては見たことのない方が多いでしょう。
スマホやパソコンでは、ほぼ変換されないかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「建端」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 建築の専門用語で「建物の高さ」という意味
- 身長が高い人のことも建端と言ったりします
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「建端」の読み方!正解は!?
正解は「たっぱ」です!
ヒントに書いたように、今回は建築の専門用語なので、その業界に携わったことのある方には簡単だったかも知れませんね。
演劇界などの大道具の高さも「たっぱ」と呼ばれることがあるようですよ。
由来は、建物の端からの高さという意味で、建築物の高さを「たっぱ」と呼ぶようになったと言われています。
また、英語の「top(トップ)」が訛って、「たっぱ」と呼ばれるようになったという説もあるようです。
最後はこの漢字!「端金」
今回の問題は「端金」の読み方です。
日常的に使う言葉ですが、漢字で書くと意外と読みにくいですね。
「はしがね」とも読めますが、今回はもう一つの読み方で答えてください。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「端金」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 意味は「ごくわずかなお金」のこと
- 「こんな端金ではとても足らない」などと言います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「端金」の読み方!正解は!?
正解は「はしたがね」です!
前述したように「はしがね」という読み方もありますが「はしがね」は何かの端につける金具のことになります。
「はしたがね」は、わずかなお金、中途半端な金銭を意味する言葉で、「端銭(はしぜに)」も同様の意味です。
「端金」は、一般的には「はした金」と表記することが多いようですね。
それにしても、はした金とは一体いくらなのでしょう。
人やその時の状況によって、100円がはした金だったり、100万円がはした金だったりするので、微妙な言葉ですよね。