今日の難読漢字は
「若しくは」
「藜」
「芥子」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「若しくは」!
歳が「若い」ことは、いろんな面でメリットがあります。
一般的には、何もしなくても健康だし髪も艶々だし・・・。
何だか開始早々、愚痴になってしまいましたが、今回のテーマは「若い」という漢字に送り仮名がついた「若しくは」です!
そのまま読めば「わかしくは」になりますが、これはもちろん不正解です。
今回の言葉は読めるだけでなく、その正しい用法も知っていると尚のことGoodです!
「若しくは」の読み方のヒントはコレ!
「〇しくは」の4文字です。
「あるいは」と同義語です。
「若しくは」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「もしくは」です!
「若しくは」とは、「あるいは」や「または」という接続詞と同じ意味で、ある物事を並べて話すときに使いますね。
ところで、「若しくは」という言葉って普段使いますか??
少し理屈っぽい人なら日常会話でも使うイメージがありますが、「若しくは」は法律用語としては定番の接続詞で、正しい使い方があるのをご存じでしょうか?
意味としては「あるいは」、「または」と同じ言葉ですが、物事を複数並べて言う際に、段階に応じて使うのが正しい用法になります。
例として、最も大きな接続には「又は」を使い、それより小さな接続に「若しくは」を使います。
「(りんご・みかん)・遊園地」という二段階の関係を表したい場合には、「りんご若しくはみかん又は遊園地」という表し方になります。
「りんごとみかん」は同じ食べ物同士でなので「若しくは」で1グループとし、次の大きな選択肢である「遊園地」とは「又は」で繋ぎます。
・・・日本語って、本当難しいですね!
次の難読漢字は「藜」!
和食、洋食、中華料理、どの料理にも合う定番の薬味といえば、ネギですね!
ほとんどの人が「藜」という漢字を見た途端、「ねぎ!」と答えてしまうと思いますが、「ねぎ」は「葱」と書くので違いますね。
よく見ると違うことが分かるんですが、まさに似て非なるもの、遠目から見ても同じに見える「藜」。
もう、「ねぎ」にしか見えないのでヒントにいきましょう・・・。
「藜」の読み方のヒントはコレ!
これは「〇〇〇」の3文字です。
空き地や山、畑などに自生している雑草です。
「藜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「あかざ」です!
え?「あかざ」って某大ヒットアニメの鬼の中で3番目に強いあの人でしょ?と思ってしましますが、「藜」とは「畑や山に自生している植物」のことです。
若葉の段階では食用もできるそうですが、現代では雑草として認識されている植物です。
かたや薬味の定番である「葱」と、今では自生植物となった「藜」、似ているようでやっぱり違いますね!
最後の難読漢字は「芥子」!
「孔子」「孟子」「老子」「荘子」・・・。
中国の諸子百家の偉人達って、何度見ても全部同じに見えるのは私だけでしょうか。
そんな「〇子」が多い諸子百家ですが、「芥子」もその中の一人にいそうな感じがしますが、残念ながらいませんwww
人の名前ではないとしたら、「芥子」っていったい何モノ!?
「芥子」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇」の2文字です。
これは植物です。
「芥子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「けし」です!
「芥子」とは、アヘン戦争でも有名なあの「ケシ」です。
「アヘン」と聞くとなんだか物騒なイメージがありますが、もっとポピュラーな花だと「ポピー」も「ケシ」の一種になります。医療で使われている「モルヒネ」なんかもこの「芥子」から作られます。
また、「芥子」は「からし」とも読み、あの辛くて黄色い調味料のことも表します。
毒も薬もまさに紙一重、製法の過程や使い方によって姿かたちがガラッと変わる、それが「芥子」です。