今日の難読漢字は
「併呑」
「兵糧」
「嗚咽」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「併呑」!
新社会人にとって、最大の壁といえる「歓迎会」。上司や先輩の手前、猫を被り続ける訳にもいかないし、かといって度を過ぎた「呑」み方をすれば自分が潰れます・・・。
社会人なら誰もが通ってきた道ですが、最近ではハラスメントの考え方が徐々に浸透してきたので、昔のような飲み会は少なくなってきたと聞いています。
今回の漢字は「併呑」。
普通に考えれば「併せて呑む」ですから、何か2つのものを一緒にして飲むこと?と思ってしまいますが、どうでしょうか。
周りに「呑」まれずに、ヒントも活用して回答してみてください!
「併呑」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
「呑」の部分は、「呑み込む」という意味です。
「併呑」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「へいどん」です!
「併呑」とは、「併せ呑むこと」から、「他の勢力を自分の傘下に入れること」という意味になります。
昔の歴史を見ても、小国同士の争いから大国が生まれましたが、まさにその争いの過程が「併呑」の繰り返しということですね。
現代社会でも、経営が危なくなった会社を併合するときにも使いますが、勝者側の視点からの言葉なので、聞いていてあまり良い気がしないというのが正直なところです。
次の難読漢字は「兵糧」!
1文字目は簡単な「兵」という漢字。兵士の「兵」でもお馴染み、戦士や軍人さんのことを表します。
2文字目の「糧」は「りょう」や「かて」などと読み、「日々の活力となるもの」といった意味があります。
二つを組み合わせると「軍人さんの活力となるもの」となるので、リラクゼーション施設や美味しい肉料理などがイメージできますね!
「兵糧」を正しく読んで、「兵士の士気」を高めてあげましょう!
「兵糧」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇う」の5文字です。
「兵」は「へい」とは読みません。
「兵糧」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひょうろう」です!
「兵糧」とは、簡単に言えば「戦時中の兵士が食べるご飯」のことです。
そのため、戦争する土地や気候でも長期間保存が効く食料かどうかが戦況を大きく左右するといっても過言ではありません。
戦国時代の日本では、「兵糧米」という言葉があるとおり、お米を主として大豆や塩などが定番の「兵糧」でした。
現代では、レトルト食品や缶詰などのほか「レーション」と呼ばれる「軍人配給食」も進化を続けており、食の大切さを改めて実感しますね!
最後の難読漢字は「嗚咽」!
「鳴く」と「咽(のど)」が組み合わさった「嗚咽」という言葉。
そのまま解すれば「咽で鳴く」となりますので、鳥類の行動か何かのイメージがありますね!
でも、実は鳥の行動ではなく「人間の行動」の言葉になります。
人が「咽を鳴らす」時って、どんな時??
「嗚咽」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
「吐く」ことは「嘔吐(おうと)」と言います。
「嗚咽」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おえつ」です!
「嗚咽」とは、「声をつまらせるほど泣く」や「むせび泣く」ことを意味します。
よく混同される例として、二日酔いなどで「吐く」行為が挙げられますが、それは「嘔吐」なので間違えないようにしましょう!
人は悲しいとき涙を流しますが、どん底の悲しみを味わったときは涙をからしながら、吐き気と一緒に体の底から感情が溢れるものです。
そんなときの現象を「嗚咽を漏らす」などと表現しますが、他の誰かが「嗚咽」している様を見つけたら、すぐに手を差し伸べてあげてくださいね!
何もできなくても、その人の支えにはなりますよ!