漢字読み講座

【今日の難読漢字】「奇しくも」「序に」「禿びる」「仰る」「全う」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「奇しくも」

「序に」

「禿びる」

「仰る」

「全う」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「奇しくも」

「奇しくも」の読み方をご存知でしょうか?

「きしくも」と読むのは間違いなので、気を付けましょう。

「奇」という字は「奇跡」「奇をてらう」など、「き」と読むことが多いため、間違えやすいといえます。

では「奇しくも」は何と読むか、あなたにはわかりますか?

「奇しくも」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 意味は「不思議なことに」「偶然にも」など
  3. 「奇しくも、彼と彼女は同じ病院で生まれました」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「奇しくも」の読み方!正解は!?

正解は「くしくも」です!

「奇」は音読みで「き」なので、間違えやすいですね。

間違えて「きしくも」と読んでいると、パソコンやスマホで変換しても出てこないので、困ってしまいますよ…

また「くしくも」と発音されることから「悔しい」や「苦しい」を連想して、意味を間違えている場合もあるようです。

例えば「先日の試合ではくしくも負けてしまった」のような使い方はしないので、注意しましょう。

2つ目の漢字は「序に」

「序に」の読み方をご存知でしょうか?

「じょに」と読んでしまっては恥ずかしいですよ…

しょっちゅう見かける簡単な漢字も、難読漢字になることがよくあります。

「序に」も難読漢字の1つですね。

さて、あなたには読むことができますか?

「序に」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 何かをする時に、その機会を使って他のことも行う様を表す言葉です
  3. 「買い物に行く序に図書館で本を借りる」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみだくださいね。

「序に」の読み方!正解は!?

正解は「ついでに」です!

一般にはひらがなで表記するので、これが読めた方はかなりの漢字通だといえるでしょう。

「序」という漢字は「順番」や「定まった並び」といった意味を持つため、一連作業につなげて何かを行うことを「序に(ついでに)」といいます。

「コンビニへ行ったついでにジュースを買ってきて」や「掃除のついでに本棚を整理した」のように、よく使う言葉です。

便利な言葉ですが、目上の人に使うと失礼になる場合も。

たとえば「コンビニへ行った際にジュースを買ってきてください」のように、少し言い換えるといいかも知れませんね。

3つ目の漢字は「禿びる」

「禿びる」の読み方をご存知でしょうか?

当然ですが「はげびる」ではありません。

たった7画の簡単な漢字なのですが、読める人はかなり少ないかも?

さて、あなたには読むことができますか?

「禿びる」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 「すり減る」「すり切れる」といった意味を持ちます
  3. 「鉛筆が禿びる」「消しゴムが禿びる」

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「禿びる」の読み方!正解は!?

正解は「ちびる」です!

通常は「禿げる(はげる)」という読み方で使われる漢字なので「ちびる」と読めた方はかなり少ないのではないでしょうか?

意味は、ヒントでも紹介したように、すり減ったり、すり切れたりすることです。

靴の底やタイヤなどがすり減る場合も「ちびる」といいます。

関東方面ではあまり使われない言葉のようで、関西で主に使われている言葉だといえます。

ちなみに、「おしっこをちびる」という場合の「ちびる」は意味が違うので、注意しましょう。

4つ目の漢字は「仰る」

「言う」の尊敬語である

「仰る」ってなんて読むかわかりますか?

漢字が似ていますが伺う(うかがう)ではありません。

さて、「仰る」と書いてなんと読むでしょう?

「仰る」読み方のヒントは?

・目上の人に対して使う言葉です。

・ちょっと嫌味で使う人もいるかもしれません。

仰せの通り(〇〇せのとおり)なんて言葉もあります。

ちょっとヒントを言いすぎましたかね?

「仰る」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇る」です。

もうわかりましたか?

「仰る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「おっしゃる」

です!

 

仰せの通りは(おおせのとおり)です!

普段はあまり使う事がないですが、

ギャグや受け狙いでふざけて言う人もいるのでは?

理不尽なことを言われた時に

「あなた、仰いましたよね!?」

言質(げんち)を取っていると、強く言いたい時に使ったり・・・。

って私だけですかね!?

大体は、目上の人や取引先などに使います。

口にするとなんだかごまをするようで、普段から使う人は少ないかも。

使ったことがありますか?

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「全う」

「全う」と書いてなんと読むかわかりますか?

“すべて”というイメージで合ってます!

さて、「全う」と書いてなんと読むでしょうか?

「全う」読み方のヒントは?

完全に、欠けることなく。

欠点なく完璧にという意味があります。

任務を全うするなど言いますよね。

簡単そうであり、これがなかなか難しいです。

しかしその分やり遂げた時の達成感は格別でしょう!

少しヒントを言いすぎましたかね?

「全う」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇う」です。

さあ、もうわかりましたか?

「全う」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「まっとう」

です!

 

何でも、やり方としては全うなやり方が一番長く続くと言われています。

全うは、まじめとか、まともという意味合いでも使われます。

ずるしたり手抜きしたい気持ちを押さえて、

すべてを全うすると、いい訳の無い人生が送れるのかもしれませんね。

仕事も人生もそつなく全うしたいものです。

 

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!