今日の難読漢字は
「撓む」
「抄訳」
「春宵」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「撓む」!
「撓む」
実は言葉自体はよく使われています。
「枝が雪の重さで撓む」
「橋が撓む」
このような例文が挙げられます。
さて、読めましたか?
ちなみに「ぎょうむ」ではありません!
「撓む」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「たわむ」
です!
「撓む」は、
「他から力を加えられて弓なりに曲がる」という様子を表す言葉。
類語には「しなる」や「反る」などがあります。
例文の「枝が雪の重さで撓む」は
「雪がのった枝が、弓のように曲がっている様子」
を表しています。
「橋が撓む」というのも、
橋が重さや風、温度変化などによって撓む様子を表しています。
また「撓」の文字はその意味が転じて、
「くじける」という意味としても使われます。
「どんな困難にもくじけない」という意味の四字熟語、
「不撓不屈(ふとうふくつ)」がその代表例。
こちらも「ふぎょうふくつ」と読み間違えがちなのでご注意を!
難しい漢字ではありますが、
知ってしまえば簡単な「撓む」の読み方。
しっかりと意味も覚えて、使ってみてくださいね!
次の難読漢字は「抄訳」!
「抄訳」
この言葉は、出版関連のお仕事をしている方にとっては頻出用語。
でもそれ以外の方は、あまり聞きなれないですよね。
「このページの3行目を抄訳する」
「論文の抄訳版です」
などの例文が挙げられます。
さて、読めましたか?
「みょうやく」や「さやく」と読んでしまった方、間違いですよー!
「抄訳」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「しょうやく」
です!
「抄訳」は、
「原文のところどころを抜き出して翻訳する」という意味の言葉。
海外の童話などは、原典だと残酷な表現が多いため、
翻訳する際に概要を抜き出して出版されますよね。
また、海外で発表された論文などを紹介する際も、
全てを翻訳せず、要約したものを紹介することがほとんど。
このような場面で使われる言葉です。
つまり全文を翻訳する場合には、この言葉は使いません!
そのような場合は「全訳」という言葉を使います。
こちらの言葉の方が聞き馴染みがあるのではないでしょうか。
外国語で書かれた書籍や文章を読む際に使える「抄訳」。
しっかりと意味も覚えて、使ってみてくださいね!
最後の難読漢字は「春宵」!
「春宵」
「宵」という漢字に馴染みがない方がいるかもしれません。
「今宵」「宵の口」
など「夜」を表す言葉です。
この2つは「よい」と読むのですが、
「春宵」は「はるよい」ではありません!
さて、読めましたか?
「春宵」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「しゅんしょう」
です!
「春宵」は漢字そのままの、
「春のゆうべ」「春の夜」という意味の言葉です。
春の季語の一つで、
元は故事成語の「春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)」
という言葉が元になっています。
「春宵一刻値千金」は
「春の夜は趣に富み、そのすばらしさは千金にも値する」という意味。
転じて、美しい春の夜の心地よさや、
春の宵の楽しいひと時のことを「春宵一刻」と言ったりします。
もし会食をした後にお礼のメールなどで
「春宵一刻値千金の言葉がふさわしい、楽しい会でした。」
と書き添えれば、相手からの印象も良くなりそうですよね。
聞きなれない言葉ですが知っていて損はない、
美しい春の季語「春宵」。
しっかりと意味も覚えて、使ってみてくださいね!
すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!
もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!
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