「隠」
この単語は「隠れる」や「隠忍自重」などのように、日常的に使われる漢字です。
しかし「かくれる」や「いん」のほかに、別の読み方があることをご存知でしょうか?
「隠」読み方のヒントは?
「隠」には、漢字の通り「隠れること」という意味があります。
そのほか、とある地名にかけて用いられることもしばしばあります。
名前をかけられる地名は「忍者」で有名です。
忍者で有名な土地といえば……おわかりでしょうか?
「隠」の読み方、正解は……
「隠」の正解は……
「なばり」です!
忍者と言えば、伊賀名張!
忍者の森や、忍者修行体験のアクティビティなどが盛んです。
「名張」の土地は、山間の底に隠れるような地形だったことから転じ、「隠れる」の古語「なばる」が名詞形「なばり」になった説が有力です。
日本の古典文学で「隠(なばり)」という単語が登場したのは相当昔で、最古の歌集『万葉集』にはすでに「暮に逢ひて朝面無み隠(なばり)にか日長く妹が廬せりけむ」という短歌が収録されていました。