今日の難読漢字は
「踝」
「笊」
「薇」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「踝」!
足へんに「果実の果」と書く、この漢字一文字。
一見、「はだし」にも見えますが、「はだし」は「裸足」と書くので違いますね。
でも、何となく似ているこの漢字、遠からず近からずといったところにあるものなんです。
普段はあまり意識しない部位ですし、漢字としても見かけませんので少し難しいかもしれません。
ヒントを見ながら、「踝」の読み方を考えていきましょう!
「踝」の読み方のヒントはコレ!
足の一部分で、言われてみれば「果実っぽい」です。
なんと片足に2つもあります!
「踝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「くるぶし」です!
ヒントの「片足に2つある」でなんとなく分かった方も多いのではないでしょうか?
「踝」とは、 足首の両側にある骨です。ぼこっと丸く突き出ているので、果実のような見た目と言われれば納得の部位ですね。
また、この「踝」という字は、他にも「つぶなぎ」、「つくぶし」、「つぶぶし」、「くろぶし」とも読みます。
このうち、「つくぶし」は「膝の関節」という意味も持っていますが、いずれにしろ「骨の果実っぽい部分」であることは変わりありませんね!
足の小指と同様、タンスの角にぶつけないよう注意しましょう・・・。
次の難読漢字は「笊」!
漢字一文字の「笊」。
「爪」という字が入っているので、何か尖ったようなものでしょうか。
それとも、何かの武器?とも想像できますが、正解はどちらもほど遠く、字からは予想できないものになっています。
普段は平仮名で表記しますが、そもそもこれって最近の若い方はあまり使わないので分からないかもしれませんね・・・。
でも、これがあると料理がはかどります!
「笊」の読み方のヒントはコレ!
うどんやお蕎麦を茹でるときに必ず使う、「〇〇」の2文字のキッチン道具です。
「笊」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ざる」です!
「笊」とは、主に竹を使って編んだ、円形のくぼんだ形に作られた器のことです。
もちろん、編み込んで作ってあるので水を通すため、何かを茹でた後に水を切りたいときとかに重宝します。
現在では、竹よりもプラスチックや金属製品のものが多く使われているので、若い人はそちらの方がイメージしやすいと思います。
ちなみに、竹で作られた同じような道具に「籠(かご)」がありますが、実は厳密には「笊」との区別はないそうです。
どちらも物を入れておく容器のことを指し、一時的なものを「笊」、ある程度長い期間入れておくものは「籠」と呼ぶとのこと。
また一つ勉強になりました!
最後の難読漢字は「薇」!
難しい漢字のバラ、漢字は書けないけど何となく「薇」の字が入っていたような・・・と勘違いしそうなこの漢字。
ちなみに、バラは「薔薇」と書きますので、同じ漢字を使っていますのでご安心ください!
ただ、この一文字で違う読み方をするんですが、分かりますか?
漢字検定1級の難問ですので、ヒントを参考にしながら考えていきましょう。
「薇」の読み方のヒントはコレ!
植物の名前で、「〇ン〇〇」の4文字です。
見た目はまさに「魔法使いの杖」!
「薇」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゼンマイ」です!
みなさんは、そもそも「薇」ってご存じでしょうか?
山で山菜採りをしないとあまり見かけないこの植物は、水気の多い山の中に生えていて、渓流のそばや水路の脇などでよく見かけます。
日本では北海道から沖縄まで全国に分布しており、海を渡って中国やヒマラヤまで群生しているほど。
見た目はまさに「小さな魔法使いの杖」。
茎は短く、新芽はきれいなうずまき状になっていて、その表面は綿毛で覆われています。でも、成長すると全く毛はなくなり、「ザ・野草」といった風貌になります。
いわゆる多年生シダ植物であり、若い葉っぱは佃煮やお浸しなどにして食べると美味しいので、ぜひご賞味あれ!