今日の難読漢字は
「長刀」
「平城」
「紐育」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「長刀」!
「長い刀」と書いて、いったい何と読むのでしょうか。
イメージでは、佐々木小次郎が持っていたような「身の丈を超えるような長さの日本刀」という感じがしますね。
刀と言えば刀ですが、日本刀とは若干異なります。
さあ、イメージを大事に正解に近づいていきましょう!
「長刀」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」4文字の武器で、刀というよりは「槍」に近いです。
この武器の有名な使い手は「静御前」です。
「長刀」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なぎなた」です!
よく使われるのは「薙刀」という漢字ですが、「長刀」と書いても「なぎなた」と読みます。
「長刀」は、鎌倉時代から室町時代にかけてよく使われた武器であり、当時の武芸に長けた女性も使っていたとされる中距離・近距離戦で非常に有力な武器です。
ちなみに、源義経の妾である「静御前」は、後世に語り継がれるほどの「長刀」の使い手だったそうですよ。
鎌倉武士に引けをとらないその強さは、女性の武芸文化にも影響を与え、戦前には文部省の通達により、中学校の女子の体育に「長刀と弓道」が取り入れることが決まったほどです。
いつの時代も強い女性って素敵ですね!
次の難読漢字は「平城」!
こって「へいじょう」じゃないの?と思われた方も多いはずですが、もちろん奈良時代の「平城京」の字なので「へいじょう」で正解です。
しかし、ここは難読漢字。単純に「へいじょう」以外でも読み方があるんですが、いったい何か分かりますか?
完全に当て字にはなりますか、何と読むのかヒントをみながら考えていきましょう!
「平城」の読み方のヒントはコレ!
「へいぜい」とも読むそうですが、これとも違う別の読み方です。
お城や建物の名前ではありません。ずばり地名です!
「平城」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なら」です!
・・・。当て字なのは分かっていましたが、平城京が奈良にあったからって「なら」と読むのはそのままストレートすぎますね。
でも、地名にそのまま当て字として使われることから、当時の平城京の影響力が分かるというものです。
平城京は、「何と見事な平城京」の語呂合わせで覚えたとおり、710年に現在の奈良市につくられた都です。平城京を中心に、当時の中国の先進国のノウハウをベースに、律令国家としてのしくみが完成し、天平文化が花開いた中心地です。
この平城京があった時代を奈良時代と言い、当時は10万人もの人が住んでいたんだとか。
「平城」は、今でも修学旅行の定番スポットとして有名ですが、これからも日本の古都として、世界に誇れる歴史的な場所です!
最後の難読漢字は「紐育」!
すごくシンプルな漢字で「紐が育つ」。
ひっかけクイズのように、「紐が育つ ⇒ 縄になる?」なんて思ってしまったのは私だけではないはず。
もちろん、「なわ」や「ひもいく」ではありません。
さあ、紐が育つと何になるんでしょうか!
「紐育」の読み方のヒントはコレ!
これは音読みによる当て字です。
カタカナで表記する、ある国の都市の名前です。
「紐育」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ニューヨーク」です!
ニューヨークは、誰もが知るアメリカ合衆国の都市の一つですね。
自由の女神がある都市としても有名で、1790年以来、アメリカにおける最大の都市の一つでもあります。
市の人口は800万人を超え、市内だけの経済的な総生産は7,000億ドルにも届くほどのすごい金額となっており、全米最大とも言われていますね。
第二次世界対戦後につくられた、国際連合の本部がある所在地でもあり、政治・経済・文化・ファッション・エンターテインメントなど、あらゆる分野で名実ともに世界の中心といっても良い都市の一つです!