今日の難読漢字は
「隔てる」
「則る」
「啀む」
の3つです。早速いってみましょう!
目次
まず最初の難読漢字は「隔てる」!
普段からよく使っていても、訓読みを知らない漢字って意外とありますよね。
「隔てる」
もそのひとつ。
「隔離(かくり)」「遠隔(えんかく)」などのように、「かく」と読むことを知っている人は多いでしょう。
さて、訓読みだとなんと読む漢字なのでしょうか。
「隔てる」読み方のヒントは?
意味は、物理的に物を置いて距離を置いたり、時間的に距離を置いたりすることです。
また「相手を信じられないことが、二人の関係を隔てた。」のように、
関係性が薄くなることや、心の壁ができてしまったという意味でも使うことができます。
類語としては
「隔離」「引き離す」が挙げられますね。
最後に読み方のヒント。
「へ○てる」のひらがな4文字の言葉です。
さすがにもうわかりましたね。それでは答え合わせです!
「隔てる」の読み方、正解は…
正解は……
「へだてる」
です!
「都会とこの村を隔てるように、大きな山脈が連なっている。」
「距離や時間だけでは、人の心を隔てることはできない。」
などのように使います。
次の難読漢字は「則る」!
「則る」
規則、法則などのように使う「則」という漢字。
常用漢字として使われているため、普段から見かけることは多いですよね。
しかし、「測る」という漢字に似ていることから、「はかる」と読んでしまった人もいるのではないでしょうか。
「はかる」「そくる」どちらも違います!
「則る」読み方のヒントは?
則るは、「手本とする」「規範とする」という意味があります。
類語としては
「準ずる」「踏襲」などが挙げられます。
最後にとっておきのヒントをひとつ。
読み方は「の」から始まる、ひらがな4文字です。
そろそろわかりましたか?
「則る」の読み方、正解は…
正解は……
「のっとる」
です!
あまり馴染みのない読み方で覚えられなさそう…と感じる人もいるかもしれませんが、
日常生活の中でも意外と使われている言葉です。
「宣誓!我々選手一同は、スポーツマンシップに則り、正々堂々と戦うことを誓います。」
誰でも一度は耳にしたことがある、選手宣誓でも使われています。
今回紹介した「則」の訓読みはこちら。
- 則(のっと)る、則(のっと)って
- 則(すなわ)ち
音読みで「則(そく)」と読むことが多いですが、この機会に覚えておきましょう!
最後の難読漢字は「啀む」!
「啀む」
なかなか日常生活では見かけないこの漢字。
「生涯(しょうがい)」などで使われる「涯」という漢字に似ていますが、さんずいではなく口偏です。
「啀む」読み方のヒントは?
ヒントは「い」から始まるひらがな3文字。
意味は、強い口調でくってかかるときに使われる言葉です。
ほかにも、動物が牙をむいて噛みつこうとする様子を表す言葉でもあります。
「近所の犬が啀み合っている」のように使うことも。
そろそろわかりましたか?
「啀む」の読み方、正解は…
正解は……
「いがむ」
です!
「兄弟なんだから啀み合ったりしないで、仲良くしなさい。」
「夜中になると、家のそばで野良犬が唸ったり啀み立てたりしている。」
などのように使います。
「啀」という漢字は音読みだと「がい」と読みますが、使われている熟語はごくわずかです。
ほとんどが「啀(いが)む」という形で使われています。
日常生活ではひらがなで使うことが多い漢字のため、スラッと読めたらかっこいいですよね!
まとめ
今日の難読漢字3つ、いかがでしたか?
普段は音読みで読んでいることが多い漢字なので、この機会に訓読みでの読み方も覚えてくださいね。
それでは、またお会いしましょう~