今日の難読漢字は
「口遊む」
「弖爾乎波」
「微風」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「口遊む」!
「口が遊ぶ」という漢字から口笛のような、口を使った遊びを連想してしまいますね。
「くちあそぶ」や「くちあそむ」と読んだ人もいるかと思いますが、読み方も意味としても近からず遠からずといったところでしょうか。
さあ、いったい何と読むのでしょうか?
「口遊む」の読み方のヒントはコレ!
最初の2文字は「くち」です。
口笛にかなり近い動作でしょうか。
「口遊む」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「くちずさむ」です!
「口遊む」って、ふとした瞬間や無意識にやっていることなので、その意味を意識することは少ないと思いますが、「 言葉や歌などをふいに口にしたり歌ったりする」ことですね。
その他にも、「うわさをする」というような意味も持っていたりもします。
また、この「遊む(すさむ)」という字は、現在では「荒む(すさむ)」という字が使われているように、「荒ぶった・心のままに」という意味があります。
いつも鼻歌まじりに行動している人や歌を口遊んでいる人は、今日は機嫌が良いのかな?なんて思ったり、優しいほんわかなイメージがありますが、実は心の中は荒ぶっているのかもしれないと思うと、違った行動に見えて恐ろしくなりますね・・・。
次の難読漢字は「弖爾乎波」!
これは、読み方もそうですが、もはや意味すら分からない超難問です。
食べ物?動物?ジャンルを推測しようにも字からも判断できず、これはもうヒントを見るしかありません!
さあ、いったい何と読むのでしょうか?
「弖爾乎波」の読み方のヒントはコレ!
文字数は「〇〇〇は」の4文字です。
国語で使う用語で、たった1文字違っただけで言葉の捉え方が変わる、そんな言葉の総称です!
「弖爾乎波」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「てにをは」です!
「てにをは」とは、言葉と言葉をつなぐ「助詞」の総称です。
例題として1文字だけ違った文をご紹介すると、
母:今日のご飯はあなたが好きなオムライスにしようと思うけど、どうする?
娘:①それ「で」いい
②それ「が」いい
どちらもオムライスに同意している文ではありますが、
①は、何だか投げやりのような、適当のような、そんなイメージがします。最悪、お母さんに怒られるかもしれません・・・。
②は、自分の意見や意思が込められていますよね。お母さんも喜々としてオムライスを作ってくれることでしょう!
1文字違うだけでこんなにも印象が変わるなんて、日本語ってやっぱり難しい!
最後の難読漢字は「微風」!
夏の時期に活躍する、扇風機のボタンにもある「微風」。
これは風力が弱いモードなので、「弱い風」というのは理解できますが、他には何と読むか分かりますか?
天気用語のようにもみえますし、「〇〇ふう」と読むのかも・・・??
「微風」の読み方のヒントはコレ!
意味としては「弱い風」よりも「優しい風」です。
春のような気持ちの良い時期に、この風が吹いているイメージです。
「微風」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そよかぜ」です!
微風は、まさに「びふう」と書くとおり「静かに吹く風」のことです。
また、「そよ」という言葉は、物が触れあって聞こえるかすかな小さな音を表わす言葉としても使われますね。
表現方法がきれいな言葉なので、芥川龍之介をはじめとする多くの著名人の文学作品にも使われたり、アーティストの作品タイトルや福祉系の名称のほか、日常的にも「そよかぜが気持ちい」などと言いますよね。
いつも心に微風が吹いているような、穏やかな気持ちでいたいものですね!